2025五島列島
          10 D


 【鬼岳にて】




鬼岳に登ってみる
 
 鬼岳は、島の南東部にある標高315mほどの山だ。山と言っても山腹、頂上部を含めてすべて草原状なので、山の上からは、どこを歩いていてもあちこちの景色がFBに飛び込んでくる。

ここは360°障害物がないので、一応運用ポイントの一つとしてリストに挙げてはいるが、最初から本格的に運用するつもりはなく、無線というより山の上から広がる景色を楽しもうというのがメインの目的だ。

実際、上まで上がってくると、足下方向には福江港のある中心街がよく見える。そしてその右上方向に、半ばシルエットになって海に重なるように浮かび上がっている島々が美しい。

西方向、そこだけ青緑色に水が輝いているのは、大浜海水浴場?のようだ。

この鬼岳、面白いのは、山であるのに山頂には夜になると衝突防止用のランプが点滅していることだ(笑。すぐ下に福江空港があるからだろう。遠く離れた多郎島海水浴場からもよく見えるのである。


 左) 多郎島海水浴場から見た鬼岳
 中) 頂上へと向かうハイキング道
 右) 幾重にも重なっているように見える島々が美しい



山の上で87Rを点灯してみる。昼になろうかという時間帯だが、コンディションは比較的上がっているようだ。今日は日曜日なので、いつもの昼休憩時間帯に局数が増えるのとは関係なさそうなので、普通に上がっているようだ。

きんきAZ627局、さいたまUG100局、あいちMD81局・・・とつながっていく。1~3エリアあたりとパスが開けているようだ。五島に来てから3エリアとほとんどつながっておらず、意外に感じていたのだが、今日だけはつながるようだ。

QSOはともかく、草の上に腰を下ろして景色を眺めているだけで、気持ちが良い。


鬼岳を下りて今度は、堂崎天主堂に向かってみる。無線とは関係なしに、福江島に来ている以上、やはりここは外すことはできないだろう。ここは資料館になっており堂内には、たくさんの文書や写真などの資料が展示されており、キリスト教弾圧の歴史などを勉強できる有意義な場所だ。

歴史の勉強とは全く関係ないが、駐車場と天主堂の間には、「堂崎マドレーヌ」を製造販売している菓子工房があり、工房とは別に駐車場には、自動販売機が設置されている。時々ビジネスホテルなどで見かける、350㎜lのビール缶を模したものを販売する自販機だ。この自販機では、透明なプラスチック缶の中に菓子類を詰めて売っている。おもしろいので、当局もチーズケーキとスコーンを調達だ。ちなみに錘付きの缶は、当然返却する必要がある。

後から知ったことだが、この自販機、結構有名らしい(笑。


 



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