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【南大東漁港より北大東島: 770DXにて運用中】
三度目の訪問
南大東島からは、北大東島がよく見える。距離は、最も近い場所で8Kmほどだ。
南大東島に住む中学三年生の「優奈」は、北大東島にいる彼と「遠距離恋愛」中だ。三吉彩花さん演じる主人公の優奈は、知り合いに頼んで漁船をだしてもらって、北大東島の彼に会いに行く。いつも来ていた彼からの手紙が、最近来なくなったのだ。
映画
「旅立ちの島唄~15の春~」
(2013年公開)での話だが、今回の運用の前に久しぶりに観なおしてみた。
南大東島には高校がない。だから15で島を出て本島の高校に通う必要がある。北大東にいる同じく中学三年の彼も同様なので、優奈と同じく島を出て本島の高校に通うはずだ。あわよくば同じ高校で、毎日会えるようになるかもしれないはずだが・・・。
中学卒業で島を離れることになるので、優奈は子供たちと結成している三線の民謡グループ「ボロジノ娘」も卒業することになる。優奈は父と二人で暮らしているが、那覇には父親と別居状態の母親がいる。那覇で結婚して幸せに暮らしているはずの姉は、旦那との間で何かあったのか、一時的に家に戻ってきた。
中学卒業のタイミングに、島特有の事情に絡めて、家族や友人との絆の有り様を描いたのが「旅立ちの島唄」だ。
ギヤの向こうに南大東島中心街が見える。
左上は南大東空港。
畑はほとんどすべてサトウキビ畑だ。
ここから左旋回し、島の南側から北に向かって空港に進入するようだ。
南大東島は、沖縄本島より真東に360㎞ほど離れた離島だ。大東諸島は、「北」、「南」、「沖」の三島からなるが、沖大東島は民有地で、現在は立ち入り禁止の無人島である。北大東と南大東の距離はわずかだが、昨年までは、那覇から飛んできた飛行機は、南大東から北大東へ、またはその逆で経由して、那覇と往復していたので、両島間を飛行機で移動することが可能だったが、現在は休止中だ。日本で一番短い定期航空路線として、航空ファンの間ではよく知られていたが、休止を惜しむ声はいまだに多い。今は、本島の泊港からやってきた貨客船「だいとう」が、北から南、もしくは、南から北へと寄港しながら行き来するのみだ。
南大東島での運用は、
2010年
、
2017年
に次いで、今回で3回目だ。前回の2017年は、飛行機が飛んでいたので、北大東島と合わせての運用が可能だったが、今回は南大東島のみでの運用である。もちろん船で渡ることは可能だが、スケジュール上のタイミングの兼ね合いもある。
したがって、今回は実質4日間、まるまる南大東島で過ごせるので、運用はそこそこに、適当にのんびりとすごそうという計画である。といっても、ここにやってくる大部分の方の目的は、釣りやダイビング、シュノーケリングで、島にはいわゆるビジター向けの観光スポットや施設が何かあるわけではない。たっぷりあるのは、時間とサトウキビ畑ぐらいである(笑。
運用という意味では、島自体がサンゴ礁が隆起してできたような陸地なので、島の周囲はほとんどすべて岩礁の崖の状態でいわゆる砂浜は皆無である。皆無どころか、水際にアクセスできる場所は極めて限定されている。したがって、運用場所は岩場を掘削して作られた人工的な港や、猫の額ほどの海水浴用のプールなどと、こちらもかなり限定されることになる。
その中で本州向けは基本的に北、東向けのロケが適地なるので、運用場所としては具体的には南大東漁港や北港、本場海岸(ほんばかいがん)、海軍棒プールといった場所になる。
果たして、3回目の今回はどんな飛び受けをするのか???
この水の色が堪りません(笑。
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2025南大東島