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飛び出し注意

7時前までは、ザーザーと降っていった雨は、やがて小降りになり、7:30頃には上がる。すがすがしくなった南の島の空気の中で87Rを点けてみるが、聞こえるのはサーというノイズのみだ。市民ラジオ戦線異常なしか(笑。

今日は、12:40分の大原港発の船で、いよいよ西表島を後にする。本土の局が、「お昼休み運用」中となる12:30の最後の最後の時間までQRVするために、早めに大原港に移動する。
島北部の上原から島南部の大原港までは、島で唯一の「道路」といってもいい県道215号で約35kmほどある。その途中途中で時々車を停めて、コンディションを確認しながら、そしてイリオモテヤマネコの飛び出しに注意しながら(笑)移動する。

吾妻屋のある、「野原展望台」でもQRVしてみる。ここは牧場の向こうに、小浜島や遠く石垣島が望めるビューポイントだ。朝、雨をもたらした雲は切れ始め、小浜島の南の空から日が射し始めていた。しかし8Chでは、ノイズレスのクリーンなホワイトノイズがわずかに聞こえる程度である。4、5Chで、かすかに違法のカブリがかすってくる程度だ。




10時前から大原港の岸壁でQRVを開始するが、ややコンディションは上昇したように感じられるもののノイズレベルはまだまだ低い。相変わらず8Chは静かなままだった。そうこうしているうちに、船の時間は否応なしに近づいてくる。帰る時間が決まっていると腕時計の針が回るのが妙に早く感じられる。

あと1時間。11:30からは、いよいよ気合を入れてCQ&ワッチを続けるが、なかなか合法局の入感はない。12時近く?だろうか、とうとうトウキョウ???局の交信がか細くムニャムニャと入感し始める。トウキョウ・・・のコールサインで当局がすぐに思いつくのが、AB505局、MS25局、そしてLM502局である。しかし、AB505局のCQはたとえ断片であってもすぐにわかるので、AB505局ではない。こちらから、当てずっぽうで「トウキョウMS25局、取れますか~」と何度か呼びかけてみるが、何も聞こえてこない(笑。12時を過ぎてからは、CQの連発体制に入る。撤収10分前、ようやく一局目とつながる。やはり1エリアだ。

最初につながったのは、トウキョウLM502局、次にAB505局、そしてMS25局だった(笑。不思議なことに、当局が思い浮かべたすべての「トウキョウ」ステーションとつながってしまった。まさか、3局とも運用されていたとは・・・(笑。コンディションは徐々に上昇しており、最後MS25局の信号はピーク54を振ってきた。まだまだつながりそうだが、やむなく撤収。迎えに来た?高速船に乗り込み、西表島の土を離れる。

那覇に戻って、炎天下での4日間に渡る体を癒す。いつもの空港3階の琉球そば屋だ。そばはいつものソーキそばだが、今年のつまみは、ソーキではなく、三枚肉&かまぼこ、それにピリ辛ゴーヤを付けてみた。ビールはもちろん、オリオンビール。ビールがうまい。各局に感謝!!

野原展望台」
東岸のビューポイント。小浜島がよく見える。
(6/17撮影)
マングローブ
マングローブとなった河口を渡ると、
大原港も、もうすぐだ。
琉球そば
火照った身体にオリオンビールが染み入る。




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(QSO局は最終ページにまとめて掲載しています。)


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