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 2023硫黄島3島MM



 【小港海岸に泳ぐⅠ】




突然のお声掛け(笑


 中山峠のベンチでQSOに勤しんでいると、突然さる方が、目の前に起立状態で現れた。一体何事か?何か悪い事でもしたのかと思いきや、

  「あの~、サガミFJ1300局・・・から伝言を預かりました」 (さる方)
  「えっ、あっ、えっ???そうです・・・か。はい。」 (当局)
  「私は無線はわかりませんが、8チャンネルで待機しているので、何かあったらいつでも
   呼び出してください・・・・・ とのことです」 (さる方)
  「わっ、分かりましたー。8チャンネルですね~。」 (当局)

さる方は伝言を終えると、すぐに帰っていった(笑。

出だしの「サガミFJ1300局」という言葉を聞いて、一瞬FJ1300局と間違われたのかと思いきや、その方は、FJ1300局からの伝言をわざわざ山の上まで伝えに来られたのだ。それにしても・・・、バス停からここまで、20分かかる、バスで来るはずがないから、車のはず、車でバス停まで進入できないので、駐車場からバス停まで歩いて5分、ということは車を降りて25分、ハイキング道を標高差100mほど歩いて上がってきた・・・ことになる。

ロケの事前調査はしているので、いくら当局の鈍い頭でもこの程度のことはすぐにわかったが、当局の疑問は、まるで小間使いのように山の上まで伝令を飛ばせるFJ1300局とはいったいどれぐらいお偉いお方なのだろうか????ということだ(笑。

伝令と言っても、隣近所にいくのとは違う、25分と言っても一応ハイキング道なので、標高差100mとはいえ、普段運動していない人にはいきなり言われても25分はきついはず・・・さらに中心街から駐車場まで来るのに車で15分はかかっているはず・・・と疑問は深まるばかりだ。いとも簡単に人を動かせるお方とは?????

・・・この謎解きは・・・ディナーのあと(謎)、ではなく、ディナーの最中に解けるのではある。



頭の半分はこの疑問に占められたままだが、せっかくコンディションも上がっているのでQSOは続行だ。

長野県の蛇峠山(じゃとうげやま)からは、2エリア時代のお仲間、アイチAE114局が久しぶりに聞こえてくる。蛇峠山とは懐かしい。蛇峠山は平谷村にある1,600m強の山だが、0エリアながら、2エリアに対して飛び受けの良いロケだ。実際、QSO後、AE114局はミエAA469局やアイチHZ76局とローカルQSOをされており、Esに乗って丸ごと全部聞こえてくる(笑。2エリア時代のお仲間と言えば、「ナガノでナンシーポーチカル」の盟友ナガノNP152局とも先ほどFBにつながっていた。この蛇峠山は、NP152局が開拓・愛用されていたロケでもある。


時間も15時近くなってきた。そろそろ撤収しようと、伝言通り8ChでFJ1300局と連絡を取り合い、中心街に戻ってアイボールさせていただく。夜は、FJ1300局のお弟子さんのくまもとB33局も加わり、3局でディナー兼混信会である。話は大盛り上がりで、2軒はしごして、両局にはすっかりお世話になってしまった。いわゆるはしごは、4年ぶりか?(笑。

ところで、謎解きはどうなったのか??結論から言うと、「伝令」は、FJ1300局の職場の同僚だ。たまたまその同僚の方が、運動目的でハイキング道を歩行中に当局を発見、FJ1300局に何気に連絡を入れたところ、逆にちょうどいいので伝言を頼まれたといういきさつらしい。FJ1300局は、朝当局とつながった時に、QRT後の確実な連絡方法を決めていなかったことを気にされていたのである。

同僚が峠をたまたま通りかかった、というのもかなりの偶然だが、FJ1300局と同じような機械を操っているということに、よく気付いていただけたと思うのである(笑。




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