2023硫黄島3島MM |
【小港海岸でQRV】
木漏れ日の向こう側 |
3島MMから父島帰還後の翌日2日(日)は、小港海岸と中山峠にQRVしてみる。なぜここなのかというと、中山峠からの景色が良いということを、おがさわら丸の船内で小耳にはさんだのと、小港海岸までは、村営バスで行けるからである(バスの終点)。中山峠もバス停から至近距離だ。
ちなみに、この「小港海岸」のバス停、東京都最南端のバス停らしい(笑。ついでに、どうでもいい話だが、都道の最南端は母島運用記で記したとおり、母島の南部になる。
父島には景色が良い展望台は、中山峠の他にもたくさんあるが、基本的にはどれも、南北に連なる父島の背骨的山の上にあり、ここを通る道路にはバスは走っていないのである。小港/中山峠は、背骨の山々とは異なり、島の南西部にあり、二見港のある父島の中心街からバスで20分ほどの距離である。
まずは小港海岸だ。
バス停から少しだけ、森の中を歩いていくと、木漏れ日の向こうに東屋があり、その先に白い砂浜が見えてくる。
美しいビーチだ。
ビーチへ抜け出るまでの小さな森が、心を躍らせるための演出上の一つの舞台装置のようにも思える。
白砂の上にて |
もう8時を裕に回っているが、浜辺には誰一人いない。QRVには好都合だ。水際にCBにゃんをセット、さっそくQRVに取り掛かる。
父島にサガミFJ1300局が常駐されていることは知っていたが、連絡の取りようがなかったので、今までノーコンタクトでご挨拶ができていなかった。しかし今日は日曜日、間違いなく運用しておられるはずだ。まずは8Chで直接コールサインで語り掛けてみると、すぐさま応答が返ってくる(笑。洲崎のあたりにおられるようで、あとからまた連絡を取り合いましょう、ということで、しばらくJD1父島から、11mバンドで贅沢に?2局体制(笑)での運用である。
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しかし、コンディションはイマイチで、8エリアや、9エリアが時々ちらほら飛んでくるだけで、固まって飛んでくるということがない。昨日のMMの時と同じような状況だ。イマイチ、というより、かなり悪い。
このビーチは北向きに開けているのではなく、基本的には入り江は西向きで、本州向け運用としては最適ロケではない。しかし、浜辺の南側は岩が東西方向に岩板状の高い崖になっているので、これを壁にして飛ばしたらひょっとしていけるかも?、と87Rを持って行って試してみるが全く効果はない(笑。CBにゃんのセッティング位置も、更に水際はどうか・・・などなどいろいろと変えてみるが、それも効果はないようだ。
もっとも、当局はビーチの美しさにほとんど気を取られていたので、ワッチはどちらかというと上の空で、リグを離れてあちこちで写真撮影に専念だ。こんなに気持ちよさそうなビーチなのに、全く人がやってこないのだ。結果的に、運用中に見かけたのは、一人で泳ぎに来た方と、カヌーで沖へ出ていった5~6人のグループだけだ。余りにもったいない。
「心してQRV」していないので、ほとんど聞こえてこないのか???(笑。しかし、直射日光も半端ではないので、いかにきれいなビーチといえども、泳ぎもしないでじっとしているのは2時間が限界だ。そこで、今度は少しは涼しい・・・かもしれない、中山峠へ少し早目に転戦だ。
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