溶け込んでもいいですか?
幽玄の世界
結局、岬の先まで行ったのか、行かなかったのか???・・・それは当局も知りたいところだ(爆。
「落ちたようでまだ落ちきっていないようですね~」・・・よこはまUQ3局さんからの応答だ。しばらく8Chをワッチしていたのだが、なにも入感がないので、出したCQへの応答だ。このコメントを聞いただけで入感を平常心で?じっとモニターし続けていて、真っ先に存在を察知する運用姿勢が伝わってくる。交信とは聞くことが重要だ。
答えに戻ると、「行った」が正解だが、残念ながら尻羽岬での運用は途中で断念だ。岬の先端近くまで踏破したものの、11時を回っても一向に濃霧が晴れない。それでも87Rを展開、Es局は入感してくるものの、どれも51程度だ。えひめCA34局などのCQに必死に応答するのだが、こちらの信号は完全に埋もれてしまっているようだ。
しばらくワッチしながら、チャンネルを回していると、浜中町のくしろG73局がながおかHR420局/JR6を呼んでいる。「こちらからのパスは開けてないみたいですね~」、と、グランドウェーブでG73局とラグチューしていると、四日市からG73局にお声がかかる(笑。「開けてない」という当局のコメントに怪訝そうだったG73局の反応通り、飛んでないのは当局だけだった(爆。こちらにも四日市は聞こえるのだが、しかし、こちらからの電波は全く届いていないようだった。この尻羽岬は、岬とはいえ海面からはかなりの高さがあるので、まあ、こんなものかもしれない(笑。ちなみに霧で海面は全く見えなかったが。
|
岬の先へ:先端に近づいてくると、何かの看板だったと思しき標がある。この先まだ道は続く。 |
岬を諦めて地図を見ながら適当に下りてきた港が、ここ老者舞(おしゃまっぷ)漁港だ。その最初のCQを真っ先にピックアップしてくれたのがUQ3局だ。だれも聞こえてこないけれど、CQを出すと数局から応答がある・・・・よくあるパターンだ。SVも時間的にひと段落着いていることもあるが、UQ3局のコメント通り、落ちたようでいて実は落ちきっていないのである。
さすがに水際まで下りてくると、急に飛び受けが跳ね上がる。UQ3局との交信後には、察知した各局からコールがかかる。大丈夫、リグは壊れていなかったようだ(笑。各局、だいたい飛び受けともにS4~S5、シズオカAR318局はS8まで振ってくる。AR318局は後からRJ-410でも出てこられるが、410でも53だ。水際とはこれほどまでに優秀なものなのか???それともほかの条件の違いなのか・・・それは定かではない。
11時過ぎの岬の上が、まだ霧に包まれていたのは当然だ。この漁港でも霧が晴れてきたのは13:30を過ぎてからだ。それまでは、この海べりでも幽玄の世界でのQRVが続くのである。
179QSO、各局TNX!!
('18/08)
© Nagoya YK221