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  ベンチが一つ・・・




フーチャのベンチより


 「フーチャ」は、潮が吹き上がってくる洞窟で、台風レベルに潮が荒い時には、洞窟の中から50m以上もの潮が噴き上がってくると言われる場所だ。20mもあろうかという洞窟を上から覗いてみると、普通の潮でも洞窟の中で潮が水しぶきとなって荒々しく噴き上げているのが見える。昔はこのフーチャは三つあったそうだが、噴き上げる潮が付近の畑の作物に影響を与えるため、そのうち二つは破砕されてしまったのだという。いま、こうして一つだけが観光資源?として残っているのだ。

沖永良部島は既述の通り、サンゴ礁が隆起してできたような島である。特にこの周囲は、岩が洞窟になるくらいの高さまで、海面から突き出た、一面に荒涼とした世界が広がっている。まるで、SF映画の中で異星の世界に降り立ったかのようである。

SF映画の宇宙飛行士よろしく?荒涼とした崖の上で、87Rの長いアンテナを展開してみる。87Rのこの機動性は欠かせない。

4エリアあたりの局が薄く入感しているようだ。しばらく、のんびりと海を眺めながらベンチでくつろぎつつ、ワッチを続けて粘ってみる。コンディションは若干上がり気味のようで、しばらくするとヤマグチWM201局、エヒメNH621局などとつながる。

どなたかのローカルQSOも聞こえてくる。どうも、かがわMC36局にコンディションを伝えているようだ。

「さっきからYK局が入ってきているけど、ちょっと厳しいかな~。」

こりゃ頑張らないといけない(笑。



かがわMC36局は言わずと知れたアクティブな局長さんなので、いつも離島運用でも何度もQSOいただくのだが、今回についてはまだQSOできていなかった。いつも「がんばってください」の励ましのお言葉が印象的だ(笑。

しばらく、何も聞こえない時間が続くが、MC36局からも無事コールをいただく。途中同局の電池交換のトラブル?等もあり、QSOは尻切れになってしまったが、再度コールいただきMC36局ともQSO完了だ。こちらには52だが、向こうには55で届いているようである。

結果的に、この場所で聞こえてきたのは、4エリアと5エリアのみという、不思議なパスだ。

再び海に目を落とすと、色がどこまでも深い。いつまでも、この景色を眺めながら運用?していたいところだが、天気もいいので再びワンジョビーチに移動してみることにする。





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 2021 沖永良部島