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 SV2024八丈島



  【底土にて】




準備はいいか?


 まずは、木曜日(7/25日)朝、八丈島へ上陸、運用しながら明日の青ヶ島行きを待つだけだ。木曜日はもともと休航日なので、青ヶ島行きの船は出ないのである。

ところで、青ヶ島行きの船は時刻表上は9:30発で、東京からの船は毎朝9時前には着くので、明日やってきても乗り継ぎが可能なはずだ。飛行機でも、明日の始発便で飛んでくれば、時刻表上では間に合わない時間ではない。

では、なぜ前日入りするのか?

その理由は、青ヶ島行きの船はスケジュール上は9:30発となっていても、8:30ごろに出航する時がよくあるからだ(爆。これってあり?とは思うのだが、おそらく船は人より貨物が優先なのと、海況の予測で出航を早めた方がいいと判断される場合があるからではないかと思われる(単なる推定)。

実際、船(=「くろしお丸」)はもともと貨客船で、乗船の予約は一切不要、その場で切符を買って乗船するシンプルさだ。以前、アメリカの環境保護団体か何かが「死ぬまでに見るべき世界の絶景」に選定してから、一躍世界的に有名になった青ヶ島だが、その割には行く人は少ないようだ。


したがって、木曜日の今日一日は、ボケーっと海岸で無線運用である。

どうせ今日一日だけなので、車もレンタルしていない。QRVポイントは、一日Es待機となるので、海岸沿いだ。予定通り底土海水浴場(そこどかいすいよくじょう)にQRVする。この海水浴場は浜辺のすぐ真ん前に大きなコンクリート製の屋根があり、そこでなら直射日光を避けながら、11mのワッチが可能である。


    底土海水浴場



NTS115を屋根下の端にセッティング、ワッチにかかる。

先月の飛島運用の時から、今年のEsコンディションはかなり悪いことはわかっているが、それにしても、通常なら上がってくる時間帯の10時を過ぎても一向に上がってくる気配はない。もちろんウイークデーのせいもあるが、これまでの離島運用の経験からしても、やはり異様にコンディションは低いようだ。

27.005でも、ほんの時々ひらりと信号がかすってくる程度だ。聞こえてきたのは、「あじさいクラブの花の人生」さんぐらいだ(笑。そんなコンディションの中、B73局/8だけ聞こえてくるのは、いつもながら不思議なところである。


暇に任せて、しずおかDD23局にショートメールしてみると、昼休みに静岡から狙ってみましょうか?とのことだ。「足がないので高いところへは行けませんョ」、という返事にも動じずに、それでも狙ってみるとのことだ(笑。さすがに、こちらは海抜0メートル、加えて静岡方向は八丈富士がかかりそうなので、そりゃ無理でしょう、と思われるが・・・。

DD23局側は、まずは太郎坊(標高約1,430m)から発砲されるが、何も聞こえない(笑。さらにもう少し標高の高い別の場所に移動してもらったようだが、やはりこちらがゼロメートルではさすがにダメなようだ。それにしても、DD23局のロケの探求心には頭が下がる。

ようやくほんの少しだけ開けたのは16時頃になってからだ。ニイガタAA462局は、SVは佐渡からやられるのか、フェリーに乗ってたった今新潟港を出港されたようだ。

  底土海水浴場には、キッチンカーが出ている。即席カフェとなった屋根下のチェアーでくつろぎながら、トロピカルなフラッペを味わう。







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