[前泊港にて。海の色が見る者を圧倒する。]
朝は日の出鑑賞から??
運用2日目は、5時前に起床し、静かな日の出鑑賞(笑)から始める。去年の与那国島で水平線に昇ってくる朝日を拝めて以来、少々病み付きになったかもしれない。普天間港。荒々しい雲が刻々と変わっていく。空は快晴なのに、水平線上だけ雲が流れていくのは、与那国島の時と同じだ。
念のためコンディションをチェックしてみると、87Rは全くの無音。どこまでボリュームを上げても全く音がしない(笑。
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日の出。荒々しい雲が時々刻々と変化していく。朝の薄黄色の斜光が、さとうきび畑に射し込む。 |
7時、ふるさと海浜公園の砂浜に折りたたみイスを設置、QRVを開始する。思いっきり水辺に設置しても、朝はどんどん潮が引いていくので、知らぬ間に波打ち際から取り残されていくことになる。
空は快晴、無線の方は、ノイズの加減といい、ときどき合法局のコールサインが飛び込んできたりと、「いい感じ」なのだが、1時間経ってもなかなかQSOできそうなほどに上がってこない。イワテB73局?やアイチAC623局などが入感するのだが、全く持続性がない。ようやく9時近くになってながおかHR420局や、えひめCA34局などと、何分かごとにQSOらしき形ができてくるが、お互いいったりきたりでQSOが成立しない。特にHR420局には聞こえるたびに呼んでいただいているのがよく分かるのだが、なかなかレポートのやりとりがうまくいかない。しかし、こうして何度も呼んでいただけるのはありがたいことだ(TNX!HR420局)。結局20分くらい要してようやくQSOが成立することになる。ただ、ひろしまDM11局や、サイタマMK2局などは、何度も呼んでいただき、こちらからもコールを繰り返すのだが残念ながら「交信」には至らない。
9時過ぎからは電波は少しずつ安定してきたようだが、それでも、信号はガツンとくる強さまでは上がらない。何度かコールサインを繰り返してもらわなければならない局がほとんどだ。QSBがかかった信号をうまく拾い上げていく感じである。CA34局から何度目かのコールが入感してくる。「聞こえていたら5ChにQSYして欲しい」、という声が聞こえる。はいはい、ちゃんと聞こえてますよ(笑。5ChにQSY、ようやくQSO成立だ。本州は8Chはごたごた状態なのか?こちらも8Chには戻らずに、最近は完全に8Chの「サブチャンネル」と化している6Chに留まってCQを出してみる。こちらにもすぐに応答があるほど徐々にコンディションは上がってきた。
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空と水はどこまでも青く・・・。 |
浜辺でのQRVは直射日光で体力を消耗するので、どうやっても3時間が限界だ。QRVから3時間で既に水分も2L近くを消費している。しかしこの水の色と、遠くに見える水納島はいつまで眺めていても飽きることはない。大いに癒されるだけで、疲れなど一切感じることはないのである。地元の人にとっては何の変哲もない光景なのだろうが、あらためてここに来て良かったと思うのである。
昼からは島内あちこち転々としながら運用してみるが、それ以降は一向にコンディションは上がってこない。16時過ぎからは夕方のオープンに期待して、ワッチ&CQにも力が入るのだが、ホニャラを除き静かなままだ。
結局土曜日は、文字通り日の出から日没まで14時間に渡ってワッチし続けたことになるが、開けたのは結果的に朝の10:30まで。夕方のオープンがないというのは昨日と同じだ。今年は例年のパターンとは異なるのか?
しかし翌夕には180度違った体験が待ち受けていた・・・。
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午後からは転々とQRVポイントを変えるが、入感はない。三ツ瀬公園(左)と前泊港(中および冒頭)。 島で最も高所、標高34mポイントには展望塔「八重山遠見台」があり、石垣島もよく見える。 |
© Nagoya YK221
2013沖縄