[普天間港にて。シャワーの後、再びQRVすると、おきなわYC228局/石垣島とつながる。]


多良間島よりCQ

7日(金)10:10分、宮古島で乗り継いだDHC8はオンタイムで多良間空港にタッチダウンした。ここまでは歯車は狂うことなくなんとか予定通り多良間島までたどり着くことができた。とりあえず感謝。うすーくかかった雲が南国の日差しを緩やかにしてはいるが、天気もまずまずである。まずは宿にチェックイン、レンタカーを借りて、11時目処にQRVすべく、さっそく移動場所を目指すことにする。

今年の愛車は軽4輪ワゴン車のエブリーだ(笑。借りる人はダイバーがほとんどなので、ダイビング機材の運搬上、レンタカーはワゴン車が多いようだ。まずは島の北部にある「ふるさと海浜公園」に移動、QRVを開始する。

時間は11時、車を降りて、はやる心を抑えつつ87R一丁を取り出しさっそくCQを飛ばしてみる。遠く静岡県ではしずおかDD23局が既にスタンバイしているはずだ。DD23局は当局の沖縄運用時にはいつも3日間フルタイムで迎撃体制をとっていただいている。つまりウイークデーの金曜の朝からである。足を向けては寝られない(笑。

チャンネルチェックからCQを出すと、なんと一発目で待ち構えていたDD23局から応答がある。RS53だ。ん~、なんともあっさりQSOに成功してしまった(笑。QSBも浅いので動画撮影も何なく成功、あとからDD23局に聞いたところではチャンネルチェックから聞こえていたようだ。今年の沖縄迎撃ロケは朝霧高原らしい。朝霧高原と言えば、去年の夏に北海道利尻岳山頂からQRVしたときに一発目のCQで応答があったのも朝霧高原だ。恐るべし・・・(笑。

今日はコンディションが良いのか、ランチタイムが近づいてくるとミエAC130局を皮切りにサイタマYB101局、しずおかCE33局など続々とEs局が入感し始める。昼休みに入ってからはえひめCA34局、なごやCE79局、ならAI46局、イワテB73局など、いつもの主だった局が入感してくる。基本的には薄めの入感だが、S4程度振ってくる局もあり入感状況は悪くはない。ただしランチタイム運用も12:30を過ぎるとコンディションは次第に降下、聞こえてくるのは、ならAI46局としずおかDD23局程度である。

ただ不思議なことにコンディションが完全に落ちきってしまうかと思うとそうではなく、一定のレベルで持続しているようである。13時を過ぎてもシズオカAC703局が消えては聞こえるという状態でずっときており、DD23局のサポートもありようやく14時前にQSOに成功する。その後も8Chのノイズ加減は悪くはないが、いかんせんウイークデーの午後だけに運用局がない。入感局はこれで途絶えてしまった。

夕方のオープンに期待してロケを変更して今度は島の南東にある普天間港に移動してみる。スコールのようなシャワーが通り過ぎていく。

防波堤にある手ごろな岩?の上からCQを出していると、まさしくローカルの信号音でコールがかかる。多良間島にローカル局などいるはずもない。一瞬どうなってるの?と思うが、コールいただいたのはオキナワYC228局だ。イブニング運用をされるべく石垣島のバンナ岳に移動されてきたようだ。YC228局には昨年の与那国島運用でもお世話になっており、グランドウェーブでお声がけを頂くのは大変うれしい。(TNX!YC228局!)

それにしても市民ラジオで多良間島から石垣島とグランドウェーブでQSOできるチャンスなど滅多にない。貴重な体験をさせていただいた。(TNX!YC228局!)

   
今年の愛車はエブリー(笑。
シャワーが通り過ぎると、再び真夏のような空が舞い戻る。
   



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(QSO局は最終ページにまとめて掲載しています。)


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2013沖