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7月4日(日)午後:北港&空港

朝はあれだけにぎやかだったバンド内も10:30を過ぎると、コンディションは急降下、ノイズもおさまり、聞こえるのは小さなピュルルン程度だ。もっとも10:00をすぎてからは既に下り坂で、F層伝播と思われる、安定してはいるが弱弱しい信号状態に変わりつつあった。問題は落ちたコンディションがいつ回復するかだ。一般的には次の山まで、2~3時間だ。と言うことは空港へ向かうためにQRTしなければならない時間まで1時間くらい運用できるピークがあることになる。

日差しが強いので、コンディションが落ちてからはそんな計算を、車の後部座席で行っていた。落ちている間に昼飯を食いに行こうと、11時過ぎに集落にある「大東そば」に向かう。急いで、12時過ぎには戻るが、無線機から聞こえてくる音は、案の定相変わらず静かなままだった。一応CQを連発してみるが、全く反応はない。そうして13時を回っていく。

ん~、もう余り時間がない!、早くコンディション上がって来いと、PTTを握り締める力が入る。まだ、QSOを約していて、できていない局長さんがけっこういる。釣り人はのんきに釣り糸を垂れていた。(当たり前だ)

じっと無心で待っていると、1320過ぎから、ノイズレベルが上昇し始めてくる。これは来そうだ。今回の運用ではコンディションの上がり口が良くつかめていた。13時30分になると、合法局がか細く入感し始める。まだだ。しかし、CQを畳みかけはじめる。35分、福島県郡山移動のイタバシAB303/7局よりコールが返ってくる。52/52。やはり出だしは浅い反射からか?つづいて南へ下りて関東と静岡各局が入感し始める。しかし、電波に勢いが余りない。こちらから飛んでいくのも41からせいぜい51だ。それでもイバラギAA818局やシズオカAC703局、ちばAB31局、ちばRM47局とQSOに成功する。唯一さいたま88局だけとりきれない(すみません)。

最初は厳しい浮き沈みと、混信とノイズで取るのにかなり苦労していたが、徐々に浮いている時の入感が強くなってくる。シズオカT100局や、しずおかCV22局、シズオカYM181局はS2~S3で、QSBがあるものの平均するとかなり安定してくる。その後は関東中心に入感、特にアイチJH316/1局が木更津からガツンと聞こえてきていた。

まだまだ、コンディションは続きそうだが、そうこうしているうちに本来の撤収予定時刻の14時をとっくに回リ、14時半になっている。空港での、飛行機に乗り込む前のQRV時間を少し見込んであるので、安全は見てあるが、それでももう限界の時間だ。

時計とにらめっこしながら、最後にルーフの707を片付けに入ろうとすると、既にQSOを終えた、ぐんま5424局から、再びコールが入る。なんと北海道からハンシンAA727局が当局を呼んでいるというのである。わざわざQSPするために、再度コールしていただいたのだ(TNX!ぐんま5424局)。8エリアが呼んでいる、と言う情報は、アイチJH316局やしずおかDD23局からも頂いていた。しかし、耳を澄ませても(ノイズで澄ませようがないが)、どうしても信号を拾うことができない。ぐんま5424局の情報から、今度はAA727局のコールサインで呼びかけてみるが、残念ながら信号を確認できなかった。

空港でチェックインし、2階の展望デッキに駆け上がって短時間QRVする。最後まで運用を諦めるな、というのがこれまでの沖縄運用での教訓である。予想通り、まだまだコンディションは落ちていなかった。よこはまBF35局や、本日三回目となるイワテB73/2局、ヒダタカヤマKO105局、なごやFT201局などとつながる。しかし、場所的に、風が異様に強い。87Rのアンテナもしなっている。北大東から到着した飛行機のプロペラ音等もあり、ニイガタDK80?局と最後まで格闘するが、とうとう取りきることができなかったのが残念だ。

那覇へ戻る搭乗時刻が近づいていた。やむなく、87Rのアンテナを仕舞い込み、南大東島での運用を完了した。

TNX!各局&南大東島


  DHC-8に乗り込む時が来た。


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(QSO局は最終ページにまとめて掲載しています。)


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2010沖縄