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[南大東漁港にて]




海軍棒プールその1 (6月25日)

今日(日曜日)午前中は海軍棒プールからの運用だ。海軍棒プールは島の東端にある海岸で、岩礁を削った「プール」がある。7年前、南大東島で真っ先に運用を開始した場所がこの海岸である。そのときと、海と空の青さ、波の砕ける白さは全く変わっていない。

 海軍棒プール

8:00前にワッチに入ってみると、どうもコンディションは朝から開けているようだ。まずは、2エリアから、イワテB73局(四日市)、アイチAC556局(南知多)とつながる。稲沢市からは旧知のアイチAE126局のお声も久しぶりに聞くことができる。いつもの通り元気だ(笑。続いて、なごやCE79局は今日は名古屋港(の沖縄ポイント?)からだ。RS55/55。例年沖縄運用では名古屋港のCE79局とつながっているが、CE79局が運用されるこの名古屋港のポイントは、いつもほとんど全くQSBがなく飛んでくる不思議なポイントである。直前のAE126局の上がり下がりとはどうも基本的に違う性質の飛び方である。しかもローカルQSOのようにいつも力強く飛んでくる。沖縄向けという意味では、四日市港より飛びが強いように思われる。

今回も既に何度もつながっているが、しずおかDW33局もいつも安定して飛んでくる局のひとつだ。浜名湖や三ケ日のみかん畑といった、ある特定の場所かららしいが、沖縄向けのロケ探しでは何年かかかってようやく探し当てた場所らしい。それなりにロケ選定に苦労された成果ということだ。

QSBは本来ロケとは関係ないはずだが、今回の移動でここまでQSOを重ねてきて感じたのは、ある特定の場所では、CE79 局やDW33局と同様にあまりQSBの影響を受けずに済む運用場所が他にもあるように思われたことだ。それはどうも基本的には水に近い、海に近い、もしくは、いつもEsには強いとその局が思っているような場所(水際に限らない)がそうであるように思われる。理論的根拠はないが、これは聞いていた側の、今回の当局の経験則だ。Esに強いのだからQSBにも強いという、裏返しのことを言っているだけかもしれないが、しかし、同じような強さで飛んできても、QSBの無い信号のロケには共通点があるように思われるのである。

日曜日で、しかも朝からコンディションが上がっているということで、うれしいことに、そして悲しいことに、またしてもコールを聞き取るのが非常に困難な状況が続く。コールをいただいている各局には大変申し訳ない。少しだけ救いなのは、今日はこちらにも各局比較的強く入感してくることだ。

しかし、今日は上がるのが早かった分落ちるのも早いようで、10時を回ると、飛んでくる局もまれにかすってくるような飛び方だ。次のコンディションまで体力温存、午後は本場海岸からQRVだ。


 
コンディションが落ちた真昼、島を廻ってみる。
左: 南大東漁港から見た北大東島。海が空の光加減を反映する。
 




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(QSO局は最終ページにまとめて掲載しています。)


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