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[南大東空港展望デッキにて]




7Chを試す

南大東空港に到着後はすぐに展望デッキに移って運用開始だ。午後北大東空港に向かう飛行機に乗る関係上、運用時間は3時間程度だ。ここで昼飯をほおばりながら運用である。

今年のメインリグはSR-01の予定だが、まずは87Rでコンディションチェックだ。手早くチャンネルを回してみると、ピュルピュル音もまずまず、6Ch辺りでは違法局も入感しているようだ。ただし、当然のことながら合法局の入感はない。木曜日の11:00なので当然ではある。

今回の運用ではできるだけ8Chは避ける方針なので、比較的静かな3Chでまずは発砲してみる。すると、なんと一発で応答がある。しずおかDD23局だ。後から分かったことだが、今日は当局の運用スケジュールに合わせて迎撃するためにわざわざ半休?をとって今か今かと待ち構えていてくださったようだ。毎年のことながら、足を向けては寝られない(笑。と同時にほっと胸をなでおろす瞬間でもある。すでに沖縄運用を続けて11年目になるが、未だに頭の片隅にはつながらなかったらどうしようという不安のかけらが残っているのである。しかしそんな思いは一発で吹き飛び、DD23局の後には、まだ11時過ぎにも拘わらず、サイタマHK118局を皮切りに、各局にお呼びいただく。

コンディションがいいようなので、「クレイジー7Ch」でも試しに発砲してみる。7Chは日本中津々浦々どこへ行っても意味不明、出どころ不明の無変調風ノイズがS5ぐらいで蔓延している。「クレイジー7Ch」というのは、それを以て、ならAI46局が評された言葉だ。普段から使いたくても使えない7Chなので、今回は、沖縄からEsでやってみようという魂胆だ。

幸いここでは7Chは比較的静か。ただ、こちらはよくても向こうはダメなはずなので、だれも反応はあるまいと思いきや、こちらもしずおかDD23局から忽ち応答が入ってくる。ん~、このあたりのモニター能力はさすがだ(笑。しかし、QSOには相当苦労されているようだ・・・(笑

時間的には昼飯をかき込みながらの運用だ。さっそく名物大東寿司を味わってみる。こちらも7年ぶりだ。大東寿司はマグロの握りのように見えるが、実は鰆の漬け寿司である。見た目以上においしいので、いくらでも入ってしまう。

夕方、北大東島へ移動する。フライト時間は、時刻表ベースで15分、実質8分程度の飛行時間の日本一短い「定期航空路」である(笑。

いよいよ未踏の地北大東島へ足を踏み入れる。

 
左: お昼は名物大東寿司とソーメンチャンプルー。南大東空港展望デッキにて。
中: 北大東空港。南大東空港からのフライト時間は実質8分、北大東島へはあっという間に到着。
右: 今度のフライトは、DHC-8の-Q400。滑走路の向こうは岩礁の海岸なので、視界を遮るものは何一つない。
 




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