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[慶良間諸島を背景にワッチを続ける580D。]



DCRを試す(その①)

大本田展望台(ウーンダてんぼうだい)は、海抜160mほどの大岳(うーたき)の頂上にある。展望は抜群、今日も天気が良いおかげで、粟国島、慶良間諸島、久米島など、周囲の島々がすべて見えている。これはラッキーなことかもしれない。

 

渡名喜港の方向に目を移すと、入砂島も見えている。入砂島は周囲の水深のせいか島の周り全体が薄い青緑色に縁どられており、その小さな孤島の風景はいかにも沖縄的光景だ。こちらのほうは、NHKの朝の連ドラ「ちゅらさん」のオープニング映像で使われた島である。ちゅらさんの舞台は、ご存じのとおり八重山の小浜島で、映画「群青」同様、これも渡名喜島とは全くかけ離れた場所ではあるが、その島の外観が、いかにも沖縄の島を象徴するものとして使われているものだと思われる。

この展望台をロケ地に選んでいる理由はデジ簡運用だ。今年の沖縄運用ではデジ簡も持ち込んでいる。11mだけなら海岸沿いがベストなので、高いところに上がる必要はない。といっても、DCRで沖縄の離島からどこかにつながるはずはないのだが・・・まぁ何事もチャレンジ精神が重要だ(笑。

580Dをワッチ用に展望台の壁に設置、コンディションを確認すると相変わらずピュルピュル音が激しい。まだハイなコンディションは続いているようで期待は高まるが、CQをいくつ繰り出せども全く応答はない。金曜日の午後2時過ぎ、当たり前か。

左:展望台へ向かう途中では、アンジェーラ浜がよく見える。左上少し白く見える部分が先ほどまで
  QRVしていた東り浜だ。
中:渡名喜島での愛車「エコカー」(電動のレンタカー)。特に集落内はこのサイズでないと走れない。 


DCRはどうか?展望台まで八木は持ってきたものの、組み立てるのが億劫だ(笑。何のために持ってきたんだかよくわからないが、「とりあえず・・・」と自分に言い訳して、1/4λホイップで出てみる(笑。こちらも当然ながら応答は全くない。呼び出しチャンネルは無論、全チャンネルをチェックしてみるが、全く使われている気配すらない。それにしても景色抜群の沖縄の離島の山の上でハローCQ DCRとか言っている自分が妙~に変だ(笑。

その後もCQを定期的に繰り出してみるが、結局展望台ではDCRはもちろん、11mも入感局はない。11m、コンディションは良さげなんだが・・・。

夕方のオープンに備えて渡名喜港に戻りQRV、20時まで運用してみるが逆にコンディションはダウン、18:10分過ぎにヒロシマHC733局が一瞬クリアーに入感したのみだ。それにしてもホニャラだけはどのチャンネルも豪勢に入感してくる(笑。

渡名喜島名物である、フットライトに照らし出された白砂の道をテクテクと宿まで引き返す。


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(QSO局は最終ページにまとめて掲載しています。)


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