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  透き通る水を抱く集落 (金見崎にて)





ジビエ料理 


 
徳之島の面白いところの一つは、気の利いたカフェや喫茶店、特徴のあるレストランなどが意外と多いところだ。しかも、昔からの集落の路地の一角に古民家風のカフェがあったり、おおよそ観光客が足を運びそうもない、何の変哲もない場所に本格カレーを出すようなレストランがあったりする。いずれも、なぜこんな場所にあるの?と思いたくなるような場所にあるのである。

「とうぐら」はジビエ料理を味わえる店だ。こちらは金見崎にある展望台の直下なので比較的徳之島にある店の中では、目立つ?方かもしれない。

金見崎は島の東北端にある岬で、FBな展望台からは、眼下に金見の集落と金見海岸が、そして岬の灯台越しには奄美の加計呂麻島方向に島を遠望できる場所である。そして展望台下の近くからは、200mほど、ソテツ(ヤシのように南国ムードのある木)のトンネルが丘の上(展望台)まで続いているのだ。

カメラのファインダー越しに、徳之島らしさを感じる風景を探してきたが、この透き通った水を湛える海岸と集落の融合した風景が、ありきたりながら、最も徳之島らしい風景の一つに思われるのである。(=冒頭写真)

まだ朝10:30だが、店に入ってみると、もうランチの提供が可能だという。カウンター席に陣取ると、窓越しに目の前に広がる金見海岸の景色が美しい。

今日頼んだのは、「あまちゃん定食」で、メインはシシ肉のカツか、シシ肉の煮込みハンバーグから選ぶことができる。今日のチョイスはシシ肉のカツだ。料理はどれも丁寧につくられており、ぞんざい感は一切ない。ランチについてきたパッションフルーツはもちろん地元産、ランチと一緒にたのんだパッションフルーツジュースも普段飲む機会があまりないだけに清冽だ。

他に、シシ肉を使った、シシカレーや、シシ肉丼も味わえる。

なお、「あまちゃん」とは、お母さんの意らしく、この地区のお母さんたちが料理を提供しているものだ。



左: あまちゃん定食。ごはんは、落花生ごはん。

右: カウンター席から窓越しに見える景色もFB。




 金見崎展望所より





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