立ち止まってみても、やがて夏は通り過ぎていきます                      (能取)




やってきたAA169局(笑


 今日はSV本番のはずなのだが、それにしても、まったく入感がない。昨日の夕方、屈斜路湖では美しい夕焼けだったが、その時の予感が的中だ。サロマ湖でQRVを開始したのは6時前。すでに4時間以上経過するが、コンディションが上がってくる気配すら微塵も感じない。7時前に、すわ!入感か!と思いきや、明らかにグランドウェーブ、あばしりDC24 局さんのCQだった。おかげでローカルさんとQSOはできたが、唯一聞こえてきたのはそれのみだ。

気温も結構上がってきているようで、8時にネイチャーセンターの開店と同時に食べたソフトクリームぐらいでは、いくつあっても足りないぐらいだ。そろそろワッチ疲れだ。とても日向でボケーと入感を待っているわけにはいかない。一旦車に戻って、87Rのアンテナを突き出して、ラクチン体制で臨んでみるが、それぐらいではビクともしない?コンディションの悪さだ(笑。快晴、無風。今からコンディションが上がるとも思えない、これは今日は一日中ダメだ。

左: 6時前、まずはサロマ湖南岸のキムアネップ岬からQRVを開始。まだ影が長い。
中: ワッカ原生花園の水際で待ち構えるが、一向に上がる気配はない。
右: ネイチャーセンター前広場。



夕方のオープンに期待しよっ!、と車に乗って動き出す。夕方までどこをうろつくか?どこか、行く当てがある訳ではないが、とりあえずは、女満別空港との距離を縮めておくか、といったところだ。夕方オープンした時に、飛行機の時間までぎりぎり粘れるようにするためだ。

常呂遺跡を過ぎ、ロコソラーレの本拠地のカーリングホールに近づいてきたとき、携帯がショートメールの着信を知らせる。当局が無線関係で唯一ショートメールのやり取りをしているのはしずおかDD23局さんだけだ。妙な予感がするので、車を停めて確認してみると、「稚内入感」とある。そ~~~~んな、馬鹿な!!!、というのが、DD23局には悪いが、その時の正直な気持ちだ(笑。しかし、DD23局が冗談を言うはずがない。あり得ないと思いつつ、車をUターンさせてネイチャーセンターに戻ってみる。もどかしいので、そのまま駐車場で87Rで確認してみると、なんと聞こえるではないか。あり得ない!!この間往復で15分程度。ということは当局が完全にあきらめてアンテナ畳んで去ってから5分以内にコンディションが上がったというのか???

「やはり持つべきは友」、と殊勝にDD23局に感謝するわけでもなく、CQを飛ばしてみる。全く罰当たりな人間だ(笑。

最初にやってきたのは、イワテAA169局だ。SVは奥州市からのQRVのようだ。AA169局さんに、トカラ列島運用時のお礼を言うでもなく、全く罰当たりな人間だ(笑。

AA169局のあとは、みやぎFW30局(気仙沼)、イワテTK174局(一関市)、ニイガタAA462局(佐渡島)、ふくしまFD55局(福島市)と続く。北日本7エリア界隈とのパスの調子がいいようだ。今しがたまで全くノイズのかけらすら聞こえなかったというのに、こんなことがあるものなのか。これまでEsとはそこそこ付き合ってきたが、ここまでの極端な経験は初めてだ。

昼を過ぎると、コンディションはやや低下気味になるが、落ちきることなく続いている。ただ、夕方の前に少しでも空港との距離を詰めておく必要がある。狙いは水辺なので、能取湖や網走湖の方に車を向けてみる。国道238号線は能取湖を取り囲むように水辺を周り込むように走る。この道がオホーツク海側を離れるとき、大地の向こうにちらりと海が見える。(=冒頭写真)もしあの大地に立てるなら、青く輝く海の向こうに、初日に運用した能取岬の灯台がみえるはずだ。

適当にたどり着いた網走湖北岸にQRVしてみると、Esはまだまだ落ちきることなく続いているようだ。

187QSO、各局TNX!!


 ネイチャーセンターに戻ってからはSR-01でQRV





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(QSO局は最終ページにまとめて掲載しています。)



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 SV 2019 尻羽岬
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