そうして本物に出会いました。                              (尻羽岬)




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 尻羽岬の駐車場にやってくると、珍しく?車が3台もとまっている。一応ここにも人がやってくるということか。昨年はここに6時間ぐらい滞在していたが、出くわした人は一人だけだった。霧は晴れたわけではないが、駐車場から見る限りは、一応これから登っていく丘の上までは見えている。駐車場ではリグを点灯せずに、岬の先端に行ってからのお楽しみだ。もちろん、つながるとは限らない。

小高い丘陵上の道を、ぐんぐんと先端に向かって歩いていく。途中からはほぼ、道なき道を行くような格好だ。わずかに人が通ったと思しき踏み後を辿っていく。山登りの時の山の頂と一緒で、先端と思っていたものが実は近づいてみると、まだその先に道が続いていたりする。ここに来るほとんどの人は、駐車場までか、もしくは岬の途中まで来て満足して引き返していくのかもしれない。

300mも歩くと、そこから先は360°全く当局一人だけの世界だ。右手には落石岬と同様、あざやかな緑色に彩られた起伏が、時にはどこまでも落ちていくように大きくうねっている。岬の途中からはずっと、腰の丈ほどの黄色い草花が咲いている。この草花の住処を、できるだけ傷つけぬように「すみませんねぇ」と心で念じながら通り抜けていく。岬の先までやってくると特にこの黄色い花が一面に群生しており、完全なお花畑状態だ。

 

先端にたどり着くと、今度は何もなくなった足元の先から静かに広がった海の先、大黒島が浮かんでいる。ちょうど歩いている間にガスが徐々に薄くなってきたのだが、それでもくっきりと映し出すことはなく、島の形がすかしだされている。むしろこの薄いカーテンが、島影をシルエット状に強調するかのようだ。そして、島の左手には厚岸の森が広がっているようだ。(=前ページ冒頭写真

先端でしばらく佇んでいると、少しずつ光が増してくる。海はほんわかと、より優しい色になった。こんな美しい景色の中で、「ハローCQ」などと言っていてはいけないような気もするのだが、これが目的でやってきたので申し訳ないが少しだけQRVさせてもらおう。

87Rをオン!、果たして、記念すべき一発目のお相手はだれなのか????・・・・・・・・・・・・・~~っと、ミエAA469局だ(笑。またしても、イワオさんか(笑。「またしても」、というのは一昨年の落石岬での記念すべき一発目もイワオさんだったからだ。こういう記念すべきタイミングで、よく出くわすお方らしい。ちなみにイワオさんというのはあだ名で、名前ではない、念のため(笑。

もう、お昼の時間帯だが、コンディションは落ちきることなく続いている。ここでもサイタマKM117 局さんが、ありがたいことに2回目のQSOであちらのコンディションを伝えてくれる。いつもTNX!! KM117局さんによると、1エリア側では8エリアが開けているようで、ポータブル8の局が結構かぶって入ってきているようだ。そして、CQを出していると今年も、くしろG73局が浜中町から声をかけてくれる。昨年もこの尻羽岬からつないでいただいた。先月のトカラ列島移動も狙っていただいたようだ、感謝。

G73局にファイナルを送り、この岬でのQRVも終了だ。まだまだEs局は入感しているが、目標は達成できた。静かに景色に浸ろう。

 





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 SV 2019 尻羽岬
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