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[斜里町: 麦の穂が揺れる]




レーダーを頼りに・・・


金曜日朝4時ちょうど、摩周湖でQRVを開始する。金曜日のこの時間、誰もいるはずないよなぁ~と思いつつCQを飛ばしてみる。本当に誰もいなかった(笑。いるはずないんですが・・・。87Rは気持ちよ~く、めいっぱい静か、ボリュームを10まで回しても全チャンネルノイズすらしない。これはこれでまた気持ちが良い(笑。今日の天気予報は雨だ。釧路から根室の辺り、東北海道の南側に前線が停滞している。大気は非常に不安定らしく、ラジオの天気予報ではいくつもの警報を流している。

摩周湖では5時半まで粘ってみるが(笑、誰ともつながらない。(つながるわけありませんが) 今度は、開陽台(中標津町)、そして野付半島へとQRVポイントを移してみる。野付半島はご存知の通り砂州がオホーツク海に伸びてできている半島である。半島の先(車で行ける場所)までは、半島付け根の国道からは18㎞程も走る必要がある。これだけの細さ・長さで海に突き出ている場所なら、さぞかし電波の飛び受けはよいだろうと、昔からQRVしてみたかった場所の一つである。はたしてその飛び受けはどうなのか?実際来てみると、道路の右左水に囲まれ、いかにも飛び受けのよさそうな場所がいくつも出てくる。途中には駐車スペースがところどころ設けられており、実際にQRVしてみるが、残念ながらコンディションは「静かちゃん」のままだ。

  摩周湖 中標津 



朝9時過ぎ、開店したばかりの野付半島のネイチャーセンターでソフトクリームをいただいていると(笑、とうとうポツポツと雨が降り出してくる。そして本降りになってしまった。雨雲レーダーをみながら、雨の無いところへと転戦開始だ。幸い雨雲は東西にまっすぐかかっており、南北の途中に空隙のように斜里から知床にかけて雨雲がかかっていないゾーンがある。そこをめがけて車を飛ばしてみる。

標津町から山を越えて、斜里側におりてくると、麦畑が広がりだす。光は足りなくても麦畑は時に特殊な黄金色のように見える。87Rを片手に、以久科原生花園(斜里町)の海岸に佇んでみると、遠く黒灰色の雲の切れ間に知床が迫っている。浜辺で手を差し伸べてみても、水は思ったほど冷たくはない。空は今にも降り出しそうな気配だが、ここまで来てみると確かに雨粒は一応落ちてはいない。これから昼休みの時間帯にかかるころだ。

やがて静かな87Rから、やまぐちSH33局が入感し出すが、呼んでもダメだ。しかもすぐに落ちてしまうようだ。

とうとうここも雨雲にやられ始めたので、今度は屈斜路湖方面に移動だ。しかし、どうも道東全体に雨雲がかかってきてしまったようで、屈斜路湖といえどもレーダーの色加減が最も薄い場所というだけで、雨は逃れられそうにない。湖を行き先に選んでいるのは、少しでも水辺にいたいからだ。

屈斜路湖畔、水際から数メートルに陣取って、87Rを聞いてみる。着いた時はまだ小降りだった雨も徐々に大粒になってきた。コンディションの方は、夕方に向かってようやく少し上がってきたようだ。とっとりAJ683局が52で入感、必死に呼びかけるもつながらない。ひょうごCY15局も入感、QRZ?までいくものの、こちらも呼びかけてもダメだ。それもそのはず、なにせ、観光客用の足湯の砂場の東屋の中からQRVしているので、ほぼ屋内に等しい。電波の飛びが悪いことこの上ない(笑。しかもアンテナの先はすぐ屋根にぶつかってしまうので、しゃがみこんでの呼び出し体制である。挙句の果ては、突っ立ったままアンテナを水平にして、水平偏波で電波を繰り出してみるが、どうも効果はないようだ(笑。

さっきから当局が目につけていたのは、土産物屋の入口の庇だ。この庇ならアンテナを立てて余裕で運用できる。すぐ後ろは壁だが。土産物屋が閉まるのを待って、庇の下に移動、なんとかひょうごCY15局とつながる。しかし、QSBの谷で信号が10秒単位ぐらいでしか飛んでこない難しいコンディションだ。
結局金曜日は一日がかりでQSOできたのは1局のみだ(笑。

 斜里町    屈斜路湖



野付崎灯台



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(QSO局は最終ページにまとめて掲載しています。)


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