桃岩からQRV
運用最終日は月曜日なのでQSOは余り期待できないが、12:30にフェリーで礼文島を離れるまで粘ってみることにする。運用場所は宿から歩いて40~50分の桃岩展望台だ。こちらもスコトン岬同様、礼文島きっての観光名所で、6月くらいは高山植物が咲き乱れる場所だ。
QRV開始予定は8:00だが、まだ桃岩の手前だ。とりあえず立ち止まってRJ-410でコンディションを確認、CQも放ってみる。まあまあか。410なのではっきりとは分からないが、適度に聞こえてくるノイズの加減は悪くはなさそうだ。チャンネル内をワッチしてみると、海外局もぼちぼち聞こえて来る。
桃岩に到着してさっそく87Rを展開してみるが、ものすごい強風でアンテナがしなりまくりだ。しかも一瞬たりとも衰える時がない。ベンチに降ろした重量級ザックも倒れそうなくらいである。展望台手前まで無風状態だったのだが・・・。文句を言っていても始まらない、月曜の朝なので、積極的にCQの連発体制に入る。・・・・反応はない。
8時半を回ると、コンディションは更に上昇、海外局がわんさか、すべてのチャンネルを独占し始める。こんなにわんさか聞こえてくるのはめったにない(笑。いずれも南方系、中国語系のように思われるが、いったいどこから飛んでくるのか?しかし、残念ながら国内の違法局が全く入感してこない。ノイズ加減もばっちりだが、国内はスキップか?アンテナをかばいながら1時間近く粘ってみるが、CQへの応答はない。強風で体感温度はそろそろ限界だ。(別に防寒具を出せばいいだけの話だが。)アンテナも心配なので、少し下った所にあるレンジャー用の建物まで移動、ここでもCQを連発するが、やはり合法局は聞こえてこない。ん~、コンディションが良さげだけに残念。この後はフェリーターミナルから、フェリーの出発時刻である12:30まで粘ってみることにする。
北海道運用
フェリーターミナルまで移動してみると、中国語系が少し弱まった変わりに、いつもの5Chのアロハがやけにうるさい。ここでもS5くらい振ってくる。日本全国どこへ行っても、このアロハから逃れることはできそうにない(笑。12時になりランチタイムQSOの時間に突入するが、コンディションは下降、8Chは余計に静まり返ってくる。海外も2Chでホニャラがかすってくる程度だ。こりゃダメか?結局フェリーに乗り込んだ後もCQはすべてむなしく終わる。
その後も稚内空港、新千歳空港でもQRVしてみるが、8Chは気持ちいいくらい、いたって静かだ。
今回の移動では、礼文島からの交信はならず、利尻岳山頂からのQSOのみとなったが、SVに出られなかったおかげで?図らずも久しぶりに北海道を訪れることができた。それだけで十分である。やはりこの北海道の空気を一度吸ってしまうと、沖縄運用同様、毎年来たくなってしまう。さて、来年はどうするか?
各局TNX!!
稚内から南へ下りてくると空は晴れ上がっている。
新千歳でもQRVするが、8Chはしず~か。
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利尻・礼文