[チシ展望台: 20日午前と21日午前にQRV。20日はどしゃ降りだったが、21日は580Dを展開]



どしゃ降り時々曇り (6/20・21日 座間味島)

19日(金)の渡嘉敷島ではロケ選定で大失敗したので、今日(20日)はその教訓を生かし、本州側への飛び受けが良さそうな場所を選ぶ必要がある。チシ展望台は、座間味島の北端の岬に位置し、北東側へは開けているはずなので、まずはここにQRVだ。しかし、沖縄に来てからというもの大気が非常に不安定で、昨日から、晴れていたかと思うと突然どしゃ降りになるといったことの連続だ。今日は晴れる間もなく、運用開始10分もしないうちに、バケツをひっくり返したような大雨だ。

ここは展望台なので東屋になっているのだが、そんな屋根など全くお構いなしに雨風が激しく吹き込んでくる。屋根は全く使い物にならないので、車に引っ込むのだが、その10秒ほどの走る間にずぶ濡れだ。稲妻も空を走る。30分もするといったん上がるのだが、また10分もしないうちに大雨に戻るという連続だ(笑。雨が止まった瞬間に、ゲリラ運用に出るという作戦に切り替えだが、リグには当然バリバリと空電ノイズが激しく入ってくる。相手を拾うために相当ボリュームを上げる必要があるからである。

コンディション自体は悪くはないようで、1、2、5エリアが入感してくる。しかし、如何せん、車から抜け出てゲリラ運用できるのは運が良くても10分がMaxだ。

 渡嘉敷島でのNTR-808実験

雨の間隙をついて早口でCQを出していると、しずおかDD23局が、「808!、808!」と連呼されながら信号を飛ばしてこられる。RS52/51。しずおかDD23局はありがたいことに今年も当局の移動にお付き合いいただいており、フルタイム、いろいろなロケで待機していただいているのである。DD23局との今年の約束は「NECのNTR-808でEs QSOをしましょう」というものだ。そう、DD23局もNTR-808をお持ちなのである。昨日の渡嘉敷島ではワンウェイながらQSOに成功している(当局側NTR-808、DD23局側ICB-770)。DD23局の808もちゃんと稼働しているようで、飛んでくる信号は他機種とあまり変わりはないようだが(今日は当局側は87R)、808どうしとなった時に、808の受信能力の真の実力が問われる。しかし、この大雨の隙間をねらったゲリラ運用では、残念ながらそれを試している余裕はない。

5エリアからは、今年もかがわMC36局にお声掛けをいただく。昨年同様、QSO最後の「がんばってください」という暖かいお言葉が心に響く。ほかにも多くの局長さんから、運用頑張ってくださいというお言葉をかけていただいており、感謝に絶えない。

明日(日曜日)も午前中は、ここでQRVすることとしよう。一応、ロケの実力は確認できたので、他の場所を選ぶよりリスクは少ないはずだ。渡嘉敷島の一件もあり、どうしても安全志向になるのは、まだまだ修行が足りないせいか(笑。

このチシ展望台は、決して景色が抜群というわけではないのだが、古座間味ビーチに代表される座間味島のイメージとはまた少し違った側面をみることができる。雰囲気的には北海道礼文島の桃岩を眺めているような感じである。雨さえ降らなければ、テーブルに580Dをしっかり据えて、腰を落ち着けて運用するとしよう。

(左)(中):東屋の奥には、断崖となって海が広がる。(20日、雨上がり後に撮影)
(右):21日は、580Dメインのつもりが、いつの間にか87Rメインになっていた(笑。
  




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 2015沖