[太平洋を疾走]




最後のMM

今回の移動では航海時間が長いので、MMにも力をいれようという作戦だったが、各局のおかげで当初のもくろみはかなり成功することができた。MMでのQSOは94で、全体の3分の1以上になる。一方で、当局のオペが悪いせいで、各局には大変ご迷惑をおかけした。取り切れなかった局長さんや、長い間お待たせした局長さんには陳謝するとともに、交信いただいた局長さんには感謝を申し上げたい。

MMで一番難しかったのは、父島⇒東京の夜のMMだ。海域的に言うと小笠原から、100㎞~200㎞程度離れた場所のQSOになる。(MMにおける各局との交信位置は、最終ページ参照。)

この回はコンディション的に、またもや完全に「飛んで」しまう信号で、ほとんどが51QSBである。51QSBといのは、言うまでもなくピークが51ということである。幸か不幸か、他のエリアの調子が悪いのか、おかげさまで今回の移動で最大のパイルアップになる。

海に出ると、相対的に斜め上方向、4、5、6エリアも良くなってくるようで、スキップの距離の関係からか8エリアも調子が良くなってくるのが印象的だ。真横回線はやはりどちらかというと安定していて、座間味のおきなわZA35局とは全く苦労することなくQSOできている。(けっこう呼んでいただいたのかも知れないが)

航海二日目の朝、八丈島を過ぎた頃、まっさきにCQに応答を頂いたのはなんと、内陸は内陸、「海のない長野県」のまつもとHN50局だ。ここでHN50局とつながるとは、思ってもみなかった(笑。長野や福井あたりと距離的にタイミングが良いのか、ナガノTH564局やふくいKR64局も入感してくる。MM最後は、いしかりAG11局が札幌から、これまた安定した交信で最後を飾ってくれた。

土日を挟んで有給4日、会社に戻ったら普通なら席がなくなっていてもおかしくないが(笑、でも当局の会社は大丈夫、席が最初から決まっていないフリーアドレス制だ(爆。

各局ありがとうございました。

264QSO、各局TNX!!!

 
MMをする間も、後方デッキでは思い思いの時間が過ぎる。空には星も輝きだした。(左)
船内には航海位置をリアルタイムで表示するスクリーンがある。航海二日目の朝、日の出鑑賞(中)後に覗いてみると、まだ太平洋のど真ん中、東京までまだ400Km以上ある(笑。(右)
 





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(QSO局は最終ページにまとめて掲載しています。)


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