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 2023硫黄島3島MM



 【遠ざかる南硫黄島】



ハローCQ!!


 
7:00過ぎに南硫黄島の周回は終わった。スケジュール通りだ。船は今度は北へ舵を取って、右へ弧を描くように加速していく。船の排煙が、薄く島と重なり合う。南硫黄島が少しずつ遠ざかっていく。

解説終了と同時に急いでQRVにかかるが、残念ながらコンディションは一向に上がっていないようだ。相変わらずバンド内は静かなままである。違法ぐらい聞こえてきても・・・と期待しながらチャンネルをがちゃがちゃ回すのだが、国内は何も聞こえてこない。しかし南方系の信号が低チャンネルでは少しずつ入りだしてきたようだ。

硫黄島までは約56Km、硫黄島での周回開始は8:30の予定だ。周回(時計回り1周)が始まれば、また船内放送で島の解説がフルで入るだろうから、その間は自主的QRTだ。それまでは、せっせとCQを出さねばならない。



お空のコンディションとは関係なしに、船は朝の海を快走していく。陽も上がって海のコバルトが何とも言えない美しさだ。この海の色を見られるだけでも、来たかいがある。

この3島クルーズではおがさわら丸の後部甲板が特別に解放される。後部甲板は通常の航海では、コンテナなどの貨物が積まれるので立ち入りはできないので、これも貴重な?体験かもしれない。普段は貨物が積まれる場所が、何もない、だだっ広いスペースとなるので、快走する船を体感しながらのQRVも可能なのだ。

この後部甲板や、船側デッキのスペースなど、さまざまな場所からCQを連発するが、反応はない。何も飛んでもこないので、8Chは8Chらしからぬ静けさだ。


その時は来た!?


 しかし、それは7:50分を回った頃だ。
 

絶え間なく連発していたCQにわずかに反応が返ってくる。31~41で、かすってくるのでよくわからないが、一瞬「マイクキロ・・・」と聞こえる。「え~と、マイクキロですかぁ???」などと確認していると、徐々にコンディションが上がってくる。マイクキロではなくマイクシアラーだ。とうきょうMS25局である。MS25局は声の質でもわかるので間違いようもない。栄えある(笑)硫黄島MMでの最初のQSO局は、とうきょうMS25局となった。

RS51/51でレポート交換、最後に「硫黄島MM!!」と伝えると、どうも目に見えない「???」が飛んできたような(笑。「硫黄島」という言葉がピンときていないようで、どこかの普通のEsと思われているのかもしれない。

しかし、いつものようにはコンディションは上がっていかない。連続技ではこないのだ。次につながったのは、4分後のしずおかDD23局だ。つながったと言ってもこちらも最初は41、レポートを交換している間にようやく51まで上がってくる。

3局目は、更に10分後(笑。こちらは縦回線ではなく、横回線の石垣島のとうきょう13131局である。石垣島とは、緯度はほぼ同じだ。・・・さっき、南硫黄島の解説でそのように言っていたので(笑。ただし、距離は本州、例えば東京などよりはるかに遠い。(アバウト1,750Km vs. 1,280Km) このことは、母島から運用したことがある当局は良く知っている(笑。しかし、母島の時もそうだったが、横回線の方は安定しており、苦労することなく普通のEs的に聞こえてくる。RSも53/53である。

13131局はしばらく安定して聞こえており、二回目のコールもいただく。しかし聴いている限り、出されているCQに応答はないので、やはり本質的に貧コンであることに変わりはないようだ。



     硫黄島が近づいてくる




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