[八間山山頂より: 野反湖と岩菅山] 






勝手に懐かしのパティスリーシリーズ



「人生においては『毎日はレビュー』だ、『固いこと言うなよ』、と今日も『またまた遊んでる』当局は、『山岳移動の香り』を楽しみながら、『CQ~蹴球~っと!』、・・・・・・CQを出して」・・・・・・みない(笑。)という、へんてこりんななぞなぞを書いていたのは、昨年2月の鎌倉運用記だ。・・・ん!?どこかで見たような出だしですが(笑。言うまでもなく、『山岳移動の香り』はサイタマKM117局のブログである。

その4/30日付の記事によれば、KM117局は先週末、恒例の奥多摩縦走をやられていたようで、『君はこの悶絶に耐えられるか!?』と問われている。もちろん当局には耐えられるはずありません!(笑。ブログの言葉をお借りすれば、『奥多摩三山縦走+日の出山、水平距離30Km超、累積標高差3,000m弱』だ。しかもなんとタイムは前回より良かったという。普段は、何もコメントせずに、ひそかに楽しく拝見しているのだが、この時ばかりは思わずコメントしてしまった。当局にとっては、驚愕を超絶した羨望と尊敬の念しかない。

金山(群馬県太田市)で「短時間QRV」をしていると、そのKM117局からコールが入ってくる。ロケは埼玉県富士見市のようで、オールコピーながら、若干厳しめの入感、海外ノイズが酷く、ショート目のQSOになる。今日はOAD前日だが、奥多摩縦走から山行続きになってしまうので、OADは山へは上がられないようだ。

ぐんまAD17局は、OAD前日ながら、すでに堂平山に移動しているようで、若干?アルコールも入り皆さんと楽しくやられている雰囲気が電波越しにこちらにもよく伝わってくる。そう、明日は一年でも大きなイベントだ。堂平は明日にかけて、いつものように大いに盛り上がりそうだ。

前回金山で運用したのは、2020年10月である。約一年半ぶりだが、今日は運用というより、前回立ち寄った、「パティスリーホリ」を再び訪れてみるのが主目的だ。今年春オンでは、福島県鮫川村のパティスリー「Rêve」を再訪している。残念ながら、結局この日、Rêveはお休みだったが、今回は「懐かしのパティスリーシリーズ」第二弾(笑、金山運用時の「パティスリーホリ」に寄ってみようという計画である。明日のOADの行先は、野反湖畔の八間山(はちけんざん、群馬県中之条町)なので、道中に立ち寄るにはちょうどよい?のである。

今回は、イチゴのタルトと、店の看板商品、シュークリーム。コロナ禍だが、前回から変わらず瀟洒な店内のテーブル席でイートインできるのはうれしい。シュークリームは、程よい歯ごたえのシュー、濃いめのクリームで、味わうためのシュークリームに仕立ててある感じだ。店の周囲は住宅よりも畑の方が多い田園地帯にある。駅から近いわけでもない。しかし、当局がイートインしている間にもお客さんがひっきりなしにやってくるのは、この店がというわけではなく、パティスリー一般の不思議なところである。

 


『10万分の1』と『虹色デイズ』



『一週間フレンズ。』をはじめとして、映画に登場する屋上から見える光景についてふれたのは、その金山運用記である。『君に届け』の屋上からの光景として金山が映し出されているわけだが、最近では平祐奈さんが主役高校生役を演じる『10万分の1』(2020年)でも、金山全体のカットが挿入されていたりする。(足利市織姫公園展望台辺りから撮ったと思われる。) もっとも、旧栃木県立足利西高校は、特にアオハル系のドラマや映画の撮影ではひっぱりだこだったので、ほかにもいろいろな場面で金山は登場しているのかもしれない。撮影のロケーションの関係上、高校に付随して、必然的に足利市や近辺の地域が、撮影に登場してくることになる。

『虹色デイズ』(2018年)は、ややコミカル調アオハル映画だが、冒頭シーン、男子高生「なっちゃん」役を演じる佐野玲於さんが、雄大な赤城山をバックに自転車で快走してくる。

高校に付随したロケーションに加えて、都会でもなければ、かといって田舎でもないという、都会に近い一地方都市という建付けは、ちょうど映画などのストリーにもマッチするのかもしれない。例えば、登場してくる鉄道や駅などもそうだ。都会での撮影では、近代的な地下鉄や最新型の車両、駅となり、意図せずともどちらかというと殺風景な、なんの面白味もない絵になるが、こうした地方で走ってくるのは、ワンマン運転、2両編成程度の、いかにも他の鉄道会社から中古で買い入れた古い電車といった、実に味わいのある光景だ。

「味わいのある」、というのは、ある意味現地の方にとっては失礼な言い方かもしれないが、なぜ「味わいのある」と感じるかについては、別途改めて考えてみる必要があるだろう。

『10万分の1』は、好きな彼と両想いになれて喜んでいたのも束の間、10万分の1とも言われる確率で発症する難病ALSであることが判明してしまう女子高生を中心に描かれる。思うように体が動かず、降りるべき駅で電車を降りられず、ようやくとある駅のベンチに座り込む。罹患してしまった事実を突き付けられ、絶望感と無念さの中、以前からノートに記していた「これからやりたいこと」リストを見つめ直す。そこには、彼氏といっぱいデートする、とも書かれてあったのだが・・・。

『虹色デイズ』では、いつも自転車で通学してくる「なっちゃん」は、吉川愛さん演じる、電車で通学して来る好きな彼女に挨拶したさに、毎朝?とある駅横の高台の道にやってくる。そこから、ホームに降り立つ彼女に、手を挙げて挨拶をするのだ。

この二つの映画は、校舎内や、プールなど、全く同一の場所がいくつも登場してくるが、「とある駅」も一緒で、実際には上毛電鉄上毛線の大胡駅である。上毛線は中央前橋駅と西桐生駅間を走る鉄道路線である。

映画の聖地巡礼といったことには全く興味はないが、この大胡駅は以前からなんとなく気になる駅だったので、パティスリーホリでケーキをいただいた後に、立ち寄ってみることにする。

年季が入った駅舎は堂々としており、貫禄がある。上毛電鉄HPによれば、開業は昭和3年、駅舎などは国の登録有形文化財になっているようだ。ということは、「この建造物は貴重な国民的財産」である。

入場券は懐かしの硬券、駅員さんがハサミを入れてくれた。ハサミも懐かしい(笑。昔風に、改札を入って、線路を渡ってホームに上がる方式だ。島型のホームは一見何の変哲もないように見えるが、駅全体でみると、同じく登録有形文化財となっている電車庫が付随しており、これらも含めて独特の雰囲気を醸し出しているようだ。


 映画と併せてご覧ください(爆。なお、大胡駅は『虹色デイズ』の方がたくさん見られます(笑。



OADがスタート・・・しますですか?



[清冽な雰囲気の湖畔と八間山]



いつもの通り手抜き移動で


野反湖(のぞりこ)は、大変開放的で静かな湖だ。前回も記したように、夏はこの湖畔で日がな一日Es待機でもできたらいいなぁ、と思うのである。入感など一切なくても、大変心地よい場所だ。今の時期は、今の時期で、残雪と白樺が新緑とまじりあい、今日のような快晴の日はさらに青空とマッチして、斬れるように新鮮で爽快な空気感を漂わせるのだ。

野反湖の周辺には、ほぼ群馬、長野、新潟の三県の県境上に位置する白砂山や、湖畔から手軽に登れる八間山などがある。OADは、白砂山か八間山にしようか迷ったが、この時期まだ堂岩山から白砂山までは踏み抜きだらけになるらしいので、手抜きのらくちん移動しかできない当局の選択は、間違いなく八間山だ(笑。したがって運用場所は、『八間山+ゼロ、登山道距離(=水平距離ではない)たったの2Km、累積標高差たったの400m未満』だ。『君はこの手抜きに耐えられるか!?』・・・って、耐えられるのはたぶん当局ぐらいのもんでしょう(笑。


3日夕方、コーヒーを淹れて、のんびりと、静かな湖に佇んでいると、陽は沈み、西の山の端の上に三日月が輝き出す。こんなところにいらっしゃいましたか、お月様は・・・。そして夜が深まっていくと、やがて静寂な湖は星降る湖へと変わっていった。

 


まずはCA34局と


朝、登山道登り口の気温は、0℃ちょうど。意外と気温は低くはならなかったが、登山道はまだ結構雪に覆われたままのところが多い。山頂は全面がまだ雪野原だ。夏は、山頂は背の高い笹薮に覆われてしまうので北から西にかけての視界はないのだが、雪で完全に押しつぶされて、視界が開けている。普段は山頂からは見えないはずの野反湖の湖面も、今日は見えている。(=冒頭写真)

NTS115でワッチに入ると、さっそくえひめCA34局のCQが飛び込んでくる。いつもの聞きなれたCQだ。コロナ前までは、CA34局はGW一斉OADでは、いつも堂平に移動されており、これまではいつも朝の一発目でつながっていたので、実は今日も期待してきたのだが、予想が的中だ。CA34局は、いつも旅行記をブログに書かれているが、GW中の行動についてもリアルタイムでUPされ続けており、新潟から山形方面を回られている。福島のいわきまでは動向を確認していたので、OADは必然的に?堂平しかないだろうと想像していたのである。

前回の八間山運用では、東京湾ゼロmの木更津とは交信を確認しているが、二局目はさっそく富津市のイチカワAB113局とつながる。ほかにも、何局か聞こえてくるので、東京湾ゼロmぐらいまでは問題なくいけそうだ。

それにしても、春オンもそうだったが、今日も海外が異様にうるさい。OADといえばこれまでは合法局でチャンネルが埋まって使えない状況になるのが常だったが、最近では海外のハイパワー局で使えない場合が多いのである。ハイパワーなので、かなりたちが悪い。さらに最近は電離層反射で聞こえてくる時間が、昔に比べるとかなり長くなってきているように思われるのだが、そう思うのは当局だけだろうか?

八間山は、長野とは3Km以内、新潟とは5Km以内で県境だ。マクロではほぼ三県の県境にあるといってもいいので、0エリアとも普通につながるのがメリットである。ちょうど一年前のOADでは、上越市の尾神岳のニイガタEJ206局とつながっているが、EJ206局は今年も同じ尾神岳からでられているようだ。昨年は、当局は十二ヶ岳(群馬県高山村)だったので、山岳回折波によるQSOだったが、今年は県境なので、ほぼ直接波ということだろうか。RSも55と強力である。尾神岳では、にいがたAZ21局、ヤマナシTA152局も合同運用中のようで、後からつながる。尾神岳は、日本海の海岸線から10Kmちょっと。八間山は、東京湾ゼロmとはOKだが、ひょっとしたら日本海ゼロmともいけるのかもしれない。

一方で、エリア境界運用のいつもの悩みとして、コールできるタイミングが難しい。1エリア側でチャンネルが使われている場合が多いので、長野県飯山市からは、ながのCM18局も聞こえていたが、タイミングを逸してしまった。

それにしても、湖畔も爽快だが、八間山山頂も、今日は極めて爽快だ。何より、山頂全体が雪野原になっているのがいい。白砂山も今日は一層クールだ。

雪野原の山頂
雪はまだ結構な厚みがある
山頂より、草津白根山方向
山頂より、白砂山方向




一期一会のQSO


ところで、八間山というと、当局がすぐに思い起こすのは、あんなかKM08局である。4年前の今日、KM08局は、ここ八間山から運用されていた。それに限らず、KM08局とは、おそらくQSO数は10にも満たないだろうが、思い出深いQSOばかりである。アイボールしたことがあるわけでもないので、当局が座右の銘にしている「一期一会のQSO」を具現化したようなお方だ。最近ネットなどではコールサインは余り拝見しないような気もするが、引き続きお元気に活躍しておられることだろう。

今日は当局としては珍しく、特小を持ち込んでいる。スイッチを入れてからその存在はすっかり忘れていたが(笑、突然背中の後ろで転がっていたDJ-R20Dのスケルチが開いて立ち上がる。特小にしては、強力な入感だ。固唾をのんで待っていると、コールサインは、ながおかHR420局。先ほどCBで聞こえていたので、横手山である。CBでは半ばパイル状態になっていたので、サービスがひと段落してから声を掛けようと思っていたら、いつの間にか終わっていた(笑。ロケは、「野反湖」、「八間山」・・・とか言っても、なかなか通じない。まあ普通にはあまり知られていないので、無理はないのだが・・・。

もうひとつ、今日久々に持ち込んでいるのは、玩トラ、学研のGT-06だ。さすがにこのロケからは玩トラはダメでしょう、と思われるのだが、久々に「運用」してみたくなったのである。NTS115と比べつつ、状態をチェックしてみるが、以前より若干感度低下気味か?比べる相手が悪いからか、115と比べると、同じ信号がかなり入感が厳しいようだ。送信の状況はよくわからないが、時々出してみるCQには応答はない。もっとも、115でも今日はCQにはめったに応答はないので、送受ともに、もう少し確認してみる必要がありそうだ。

八間山は、近くにスーパーロケである渋峠/横手山があるので、それと比べてしまうと、飛び受けが結構落ちるという印象を持ちがちだが、今回のOADでは25QSO、前回はOADでも何でもない、普通の夏の日で17QSOである(Esを除く)。今日は、城山湖とおぼしき、かながわCE47局や、サイタマKM117局のQSO3つ(笑)など、埼玉の平地その他からも結構な数の局をCBLできている。チャンネルの関係でQSOには至らなかったが、ここから城山湖とQSOできるとすれば、むしろ上出来である。したがって、この地域の標高1,935mのロケとしては特に可もなく不可もなく、これが普通の飛び受けであるように思われる。

前回の八間山運用記で記している通り、渋峠/横手山のスーパー度合の理由の解明は、以前から宿題になっていたわけだが、どうも、ルート上の地形の影響という観点からは、100m、200mといった僅少の標高差がその差以上に飛び受けに大きく影響しているのではないかと思われる。これは、いつも抱いている仮説だ。

メジャーな場所からは極力出ないことをモットーとしている当局としては(笑)あまり気が進まないが、謎の解明の手掛かり?のためには、渋峠/横手山から運用してみる必要がありそうだ。また、比較のためには、八間山より若干東にずれており、標高も2,140mある白砂山からも、やはり運用が必要なようだ。手抜き運用はダメょ、ということかもしれない(笑。

31QSO、各局TNX!! (2022/5/7)

(文中敬称略)






運用データ


 ■運用日時・場所:

 
  ・2022年5月3日(祝) 10:30~11:10 
      群馬県太田市金山 (駐車場)
   ・2022年5月4日(祝) 7:20~12:40 
      群馬県中之条町八間山 山頂(標高1,934.5m)
     

 ■使用&装備リグ:
   CB : NTS115 (西無線研究所)
        ICB-87R (SONY)
        GT-06 (学研)
   特小: DJ-R20D (アルインコ)

 ■使用&装備電源
   リチウムイオンポリマー電池11.1V/3.0Ah
   リチウムイオンポリマー電池11.1V/1.5Ah
   ・乾電池


おまけ


湖畔の「昭和な」レストハウスでいただくチーズケーキは、前回と相も変わらず(笑。




QSO局
31QSO TNX!!  
(敬称略)

2022年5月3日・4日 快晴     
サイタマKK007/筑波山子授け地蔵* 53/53 ぐんまAD17/埼玉県ときがわ町堂平山* 53/54
さいたまDP36/埼玉県皆野町蓑山* 55/52 サイタマKM117/埼玉県富士見市* 51/52
かわごえAK61/埼玉県皆野町蓑山* 55/56 ぐんまXT59/栃木県栃木市渡良瀬遊水地* 51/52
えひめCA34/埼玉県ときがわ町堂平山 52/53 イチカワAB113/千葉県富津市 52/52
トチギHB328/群馬県太田市金山 56/57 まえばしHS75/群馬県高崎市箕郷町 52/52
サイタマEP227/埼玉県飯能市刈場坂峠 54/53 グンマTK429/群馬県下仁田町 54/54
サイタマAB847/埼玉県久喜市 53/53 さいたまFL20/埼玉県小川町 52/53
さいたまUG100/埼玉県ときがわ町堂平山  54/54  サイタマOM321/埼玉県行田市  55/56 
さいたまST165/茨城県筑波山子授け地蔵  51/52  サイタマMS118/群馬県下仁田町荒船山  55/55 
とうきょうHY26/埼玉県ときがわ町  52/51  ながおかHR420/群馬県中之条町横手山(特小)  M5/M5 
サイタマJU926/群馬県赤城山  54/53  ニイガタEJ206/新潟県上越市尾神岳  55/55 
つくばA3/茨城県つくば市宝篋山 51/41  つくばA3/茨城県つくば市宝篋山 (2回目) 52/53 
ふくおかOC68/埼玉県さいたま市浦和区  51/53  つくばKB927/  56/52 
ぐんまFX170/群馬県高崎市牛伏山  55/55  ニイガタAZ21/新潟県上越市尾神岳  52/53 
サイタマAB553/埼玉県越生町  52/51  ヤマナシTA152/新潟県上越市尾神岳  53/53 
サイタマTS105/埼玉県越谷市  51/51     
  
*:5月3日



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2022運用記
八間山(GW一斉OAD)
群馬県中之条町