[朝の光に野反湖が映える]



子どもの頃のみずうみに行こっ。

野反湖(のぞりこ)という湖は、5月のGWの運用記でも記したように、関東に住んでいる人にも意外と知られていない湖だ。群馬県の北の県境、もう、すぐ向こうは長野県の岩菅山や新潟県の佐武流山だ。この湖から流れ出す水は太平洋ではなく、日本海側へと流れる。位置的には白根山の北東方向に当たり、無線的によく使われる渋峠からは直線で10キロちょっとと比較的近い場所にある。

 八間山登山道途中からの野反湖

8月のお盆の最後、久しぶりに訪れてみることにする。理由はと言えば、この湖のすぐ隣にある八間山(はちけんざん、標高1,934m)から運用するためだ。八間山には、GW一斉ではあんなかKM08局がここから運用されており、久々にQSOさせていただいた。その時、このあたりにはハイクしてみたい山がいくつもあると記した通り、それを実現するためである。山に「登る」といっても、登山口から一時間ちょっとなのでハイキングにも満たない山行だ。八間山は普通、ここを経由して白砂山(2,139.7m)などへ向かう経由地だが、「山頂」運用の時間をMaxにすることをモットーとしている当局にとっては、おあつらえ向きの運用場所である。



秋の気配??

朝、駐車場に着いた時の気温は8℃(笑。久々に感じるひとけた台の気温(笑。薄着で運転しているので峠の途中からは軽くヒーターが必要なほどだ。今年は超高温な日々が続く夏だが、昨日からどういうかげんか急に空気が冷たくなった。

山頂もさわやかな朝だ。まるで秋が一足飛びでやってきた高原のような涼しさだが、それでもまた暑さがぶり返すに違いない。つかの間なのかもしれないが、このさわやかさはなんとも心地よいのである。山頂は西側から北にかけて木々が生えており、野反湖の湖面を直接覗くことはできないが、それ以外の角度は全開に開けている。快晴の空の下、赤城山や、榛名山、浅間山など比較的近くの山々はもとより、270°?見渡す限り山並みがすべて見える。空気が澄んでいるせいか、富士山もよく見える。白砂山の景観も意外と圧巻だ。八間山はまだ上州の山の風情だが、白砂山はもう上越の山の雰囲気が漂っている。それにしても登ってくるまでは、山頂がこれほど絶景だとは思ってもみなかった(笑。

 
富士山が背伸び?(笑。妙義山、浅間隠山もよく見える(左)。秋が一足飛びにやってきたのか?この夏一番のさわやかさ。白砂山も圧巻だ(右)。稜線伝いの登山道は白砂山へと続く。  





命題でしょうか。

まずは、87Rで小手調べだ。

お盆の最後、しかも土曜日とあって、意外と運用局が入感してこない。もっともこれは想定通りの印象だ。東京や埼玉など運用局が多い都心方面とは、驚くような飛び受けはしないだろうというのが当初の想定だ。当局の関心事はどれくらいの信号強度で飛び受けするのか、ということである。

関東の北西部の山岳地帯は意外と面白い飛び受けをする、というのが以前からの印象だ。「面白い」、というのは渋峠や横手山など、関東平野側から見てかなり奥まったところにある場所の飛び受けが良く、それ以外の、関東平野に直接面している山々、例えば、榛名山や、赤城山はそれほど飛び受けがよくない、ということだ。赤城山は、もちろん「悪い」と言うことではないが、平野の真ん前に見下ろすように立地している1,600~1,800m強の標高の割には相対的に良いとはいえないということである。

相対的という意味合いは、標高300mに満たないみかも山の飛びうけのよさを考えてみればよく分かる。みかも山も、赤城山同様に関東平野の北端に位置している。また、渋峠や横手山が遠距離狙いではよく使われるスポットであるのに対し、榛名山や赤城山がそれほでもないということは、渋峠がより良いロケであることを物語っている。むしろ正確には、横手山あたりだけが飛び受けがよいという印象なので、この野反湖近辺の八間山を含む2,000m級の山々もそれほど飛びうけはよくはない(=普通という意味)だろうというのが以前からの当局の推測だ。

(上)右手前、草津の街並み、左側に浅間
山、その左肩に八ヶ岳(一部)が見える

 

関東平野、具体的には埼玉や東京、神奈川、千葉のグランドレベルの運用局に対する飛びが、横手山近辺とそれ以外とでなぜ異なるのか?特殊なパスでもあるのか?それは、解明すべき命題だが(笑、ひょっとしたら意外と200m程度の差異が大きな差を生んでいるのかも知れない。横手山は2,300mほど、八間山1,934m、赤城山1,834m(黒岳)、1,523m(長七郎岳)だ。例えば北関東の奥まった場所にある日光白根山は、2,600m級の山で、ここは当局が運用した限りでは関東平野に対する飛び受けは最高だった。


サイタマAB960 局さんがいつもの吉見町にQRVされているようでコールをいただく。奥武蔵や奥多摩から交信させていただくときはいつも比較的強力だが、今回は51と結構厳しめの入感だ。筑波山近辺にも何局かQRVされており、いばらきSO47局や、いばらきVX7局よりコールをいただく。SO47局は筑波山の男体山側の中腹のようで、51ながらかなり厳しい。VX7局も53程度での入感だ。筑波山は中腹でも各地によく飛ぶので、こちらに51や53というのは、筑波山の能力からするとあまり良いパスではないようだ。

一方でさすがに分水嶺だけあって、新潟側からも入感してくるのが、このロケの強みだ。上越市の関見峠からは、ニイガタEJ206局のCQが聞こえてくる。

今日は別にイベントデーでもないのだが、北奥千丈岳にはサイタマHN209局とおおさと59局が合同で運用されている。こちらは、さすがに強力だ。RS58。北奥千丈は、甲府盆地を見下ろすFBな場所だが、2,600mという標高がものを言い、無線的にも良く飛ぶ場所でもある。今日は新潟ロールコールがあるらしく、なんとかチェックインをしてから、帰りたいと言われている。「おおさと59局は、良く北奥千丈から運用されてますね~」、などとおしゃべりしていると、かごしまMT21局よりお声がかかる。Esも不安定ながら、時々発生しているようだ。

秋を先取りしたさわやかな一日を堪能、19QSO 各局TN・・・・・とその前に・・・・・。

湖畔にあるレストハウスを覗いてみると、「野反峠休息舎」という「昭和な」看板に似つかわしくなく、チーズケーキやシフォンケーキが置いてあるではないか。ここで、ピザまで焼いているようだ・・・。

ついでにソフトクリームも(笑
ジュースはケーキについてきます


本来移動運用記であるはずなのに、なぜこうもケーキが登場するのか???その理由は「今回も」定かではない(笑。

いったいこんなところで誰がケーキを食べるのか・・・と一瞬思うのだが、この湖はバンガローエリアやテントエリアなどがあり、家族や仲間など、みんなでゆっくりと泊りがけで楽しめるように設定されているのだ。湖の周囲には散策路もあり、散歩の途中、ケーキでも食べながらのんびりと一日ゆっくりと過ごせるにようになっているのかも知れない(笑。ちなみに入漁料を支払う自販機も完備?されているので、誰でも釣りを楽しめるようだ。散策路は水際に近いところまで迫っているので、日がな一日湖畔でEsなどをやりながらのんびりと過ごすのも良いかもしれない。

秋を先取りしたさわやかな一日を堪能。
19QSO 各局TNX!!                    ('18/9)







運用データ

■運用日時・運用場所:
 
 ・2018年8月18日(土) 9:10~13:20 
  ・群馬県中之条町八間山山頂(標高1,934m)
  

■使用&装備リグ:
  CB :  ICB-87R(SONY)、ICB-707(SONY)
  DCR: IC-DPR5(ICOM)+1/4λホイップ
  
■使用電源
  リチウムイオン電池10.8V/1.6Ah×2ほか


QSO局
19QSO TNX!!  
(敬称略)

8月18日(土) 9:10~13:20  
とちぎAK900/栃木県 53/53 サイタマHR125/群馬県草津町(DCR) M5/M5
チバPR272/長野・群馬県横手山山頂(DCR) M5/M5 フクシマSP302/東北道上りM羽生市(DCR) B2/B1
サイタマOM321/埼玉県行田市行田運動公園 53/55 サイタマAB960/埼玉県吉見町 51/53
サイタマAC654/埼玉県東秩父村皇鈴山 54/52 カナガワHL320/神奈川県相模原市緑区黍殻山 52/51
いばらきSO47/茨城県筑波山男体山中腹 51/51  さいたまBY36/埼玉県横瀬町丸山 57/53 
ちばMR21/千葉県木更津市牛込海岸  52/51  さいたまKS73/埼玉県加須市  54/55 
いばらきVX7/茨城県筑波山子授け地蔵  53/52  サイタマHN209/山梨県北奥千丈岳  58/58 
ニイガタEJ206/新潟県上越市関見峠  52/53  まつどRX78/千葉県流山市(DCR)  B2/58 
おおさと59/山梨県北奥千丈岳  57/58  かごしまMT21/鹿児島県鹿児島市  53/53 
クマモトHR787/  51/52 
*Bは傘マークプラス、バーの本数。


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2018運用記
八間山
群馬県中之条町