2020運用記
NTS115



[NTS115 フロントガードハンドル仕様]




久々に散歩に出てみた

COVID-19の影響で、在宅勤務もそろそろ5週間目に突入だ。文字通り家から一歩も出ない日もかなりの数になるが、一方で同様に増えているのは勤務時間とアルコールの量だろうか?在宅勤務についていえば、SKYPEや電話会議で、いつでも好きな時に相手とコミュニケーションできるので、皮肉なことに会社にいる時よりむしろコミュニケーションは向上しているように思える。「帰宅時間」も気にする必要がないので、際限なく仕事をしてしまうことにもなりかねない。これはこれで、また問題なのかもしれない。

5/4日、久々に近所の河川敷へ、散歩に出かけてみることにする。折角なのでNTS115を持参だ。4月下旬に届いたNTS115だが、到着以来もちろん、まったく動かしていない。今回は散歩のついでに超短時間ながらワッチだけでもしてみようという寸法だ。思えば、スーパーなどには車で買い物に出かけることはあるものの、家から100m以上の距離を「歩く」のは10日ぶり以上だ(笑。

ここは、夏の夕暮れ時などに、夕涼みがてら時々ワッチに来る場所だ。ただ最近ではここに来るときは、CBというよりむしろ、航空無線をワッチしている場合が多い。この河川敷の土手では、関東西エリア管制側もFBに聞こえてくるのだ。このあたりでは、空港の管制として、羽田のディパーチャー(2波)、アプローチ(2波)、タワー(3波)、成田のディパーチャー、航空路管制では、関東西、関東東、関東北、関東南などさまざまな周波数が聞こえてくる。もちろん聞こえてくるのは、基本どれも航空機側である。ただ、この土手まで来ると、所沢発信の関東西エリアの航空路管制の「管制側」もFBに入感してくるのである。自宅でも常に5チャンネルを同時モニターしており、関東西に関しては管制側も聞こえなくもないが、この土手ではより完璧に聞こえるのである。

ちなみに、この場所は、映画版「恋は雨上がりのように」(2018年)のラストシーンで、冴えないファミレス店長を好きになってしまった女子高生を演じる小松菜奈さんと、店長を演じる大泉洋さんが最後に出くわす場所だ(笑。映画を見たときは、突然近所が出てきてびっくりしたが、まあ、そんな話はよくある話だろう。映画では「店長」は車でこの土手を走ってくるが、もちろん、車は通行禁止である。

まさしくそのスポットで、突っ立ったままNTS115のスイッチを入れてみる。一回だけの、超短時間ワッチなので、どこまで正確かは分からないが、今のところの印象はこんな感じだ。

● AF再生音が小さく、十分な音量を得るには、時計で1時から2時方向まで、ボリュームを回す必要がある。
● 再生音は、スピーカーが小さいせいか、どちらかというと軽薄な音である。
● 聴感上の感度は、87Rと同等か、ごくわずかに劣る程度。(実際に87Rと聞き比べを実施)
● Sメータは、87Rが1~3までが渋め?のためか、このレベルではSの振れ(点灯)は、NTS115の方が1~2程度上。
● 87RのSが5以上の振れの信号は、NTS115 の方は、それより1~2程度低めの表示。
● RITは可変幅が大きいのか、SR-01 より相対的にシャープな印象。
● フィルターは狭帯域側でより効果を実感できる。(広帯域側では忠実度が増してくるはずだが、あまり差は感じない)
● パワードスピーカー(AF増幅付き外部スピーカー)を接続すると、音量的に申し分ない。NTS115のボリューム9時方向、パワードスピーカーのボリューム10時方向に回しただけで、十分な再生音を得られる(今回はダイヤモンドのP810-A(入力コード短縮済み)を使用)
● また、ブラックバードのように、ホワイトノイズ様のノイズフロアが高くないので、パワードスピーカーはかなり有効(FB)な印象。
● コンパクトなので、持ち運びは非常に楽ちん。特に、山に持っていくには好都合。

上記は、超短時間での印象なので、これから使っていきながらいろいろ検証する必要がある。また、87Rとの比較については、リグには個体差があるので、参考程度の話だ。ただ、総じてソニー系のリグの音はやはり聞きやすい、という印象に違いはない。

ついでに言うと、AF音が小さく、ボリュームをかなり回さないと十分に聞こえないということになると、それが「感度」が悪いと思いがちになるのは人間の習性だ。実際には「感度」が悪いのではなく、AFのパワーが足りないだけの場合が多い。特に屋内と屋外では、音の聞こえ方が異なるので、室内で十分でも、野外では全く不足ということに陥りやすいので、自作機などでは設計に注意が必要だ。NTS115 も感度が悪いのではなく、パワードスピーカーなどに接続してやると、逆に87Rなどより感度がよいのではないかと思えてくるぐらいだから、それほど、「ボリュームをたくさん回さないといけないから、感度ダメ」感覚に騙されやすいということである。

なおいつもの繰り返しになるが、パワードスピーカーを使用する場合は、回り込み対策をしっかり行う必要がある。そうでないと、送信の度に派手にスピーカーから自分の声を聴くことになるので要注意(笑。

 中、右: フロントガードハンドル仕様でも、100円ショップの「300円バッグ」(A4サイズ)にピッタリ収まるコンパクトさ。(笑


良いリグです

少し辛めのインプレッションのように思えるかもしれないが、決してそんなことを言うつもりはない。お世辞ではないが、総合的にはかなり良くできた良いリグだ。

えひめCA34局さんが4月11日付のブログでこんなことを言われている。最近のメーカー?製新技適機を比較紹介しての話だ:

・・・以上の点を踏まえた上でCA34が考える今後市民無線を開局される方へお勧めの順は・・・・
SR-01>NTS115>Blackbird>JCBT-17A となります。

では自分自身で気に入っている順番は・・・・
NTS115>Blackbird>JCBT-17A>SR-01 です。

好みは個々人違うので正解はないが、NTS115がトップに来るこの気持ちは、当局にはよく理解できる。

要は使いたいリグが、「良い」リグなのだ。


IW123局に応答・・・

たまたま、短時間モニター中に、イワテIW123局が飛来、試しに応答してみると一発でレスポンスが返ってきた。RS53/54。NTS115は送信時の実効パワー?がLED表示されるようになっており、無変調時にこれが9程度までいくように、周りのLC(リグの置台や、コード、送信時の自分の体の姿勢(笑)など)を調整するのがいいようだ。当局は面倒くさいので、そんな調整はしないので送信時のレベルは5であった(笑。鎌倉運用記で紹介した、しずおかDD23局のリグや、最近また新たに技適を取得されたリグはアンテナチューナー付きなので、DD23局のリグはこの調整を意図的に行えるということである。

図らずも、イワテIW123局が、NTS115の記念すべき最初の交信相手となった。TNX!! IW123局。


(´20/5/6)




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