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御岳山
 '09/01/04


[御岳山より見える湘南の海]

昨年よりはじめた奥多摩御岳山(東京都青梅市)での年越し運用は、今年は自身のCMの異動のバタバタのたため断念、代わりに1月4日(日)にプチ移動してみる。

9時45分。ケーブルカー山上駅から少し登った、いつもの展望台(標高882m)よりオンエアを開始する。天候は快晴。気温も6度くらいまで上がっている。風も殆どなく穏やかな日曜日になった。
今年の正月は元日から穏やかな快晴が続いていた。今日もわずかに霞んではいるが、北東方向には遠く筑波山の輪郭がはっきりと姿を現し、南東方面には湘南の海がきらきらと輝いていた。ここから湘南の海が見えたのは初めてだ。新宿の高層ビル群の南には、房総半島もかすかに見えるような気がする。

手すりにセットしたICB-707をワッチしてみると、4Chは違法のカブリでノイジーだが、他のチャンネルは静かだった。5ChメインでCQを出すと、さっそく、ぐんま5424局/赤城山(鍋割山)移動よりコールを頂く。山頂に特小レピーターを設置しているとのことで、かなり広域にサービスされているようだ。QSO終了後に試してみることにする。

あいにく、赤城山方面には、休息所とリフトの駅を兼ねた、建物があり、その向こうには木立が広がっている。建物の反対側に回ってみるが、やはり、ピンポイントで受信はできるものの、木立のせいか、こちらからの送信はNGだった。展望台では受信もNGだったので、やはり電波の到来方向は建物の方らしい。

もう一度CBで、ぐんま5424局をコールしてこのことをレポートしていると、ぐんまAD17局(太田市)からコールをいただく。8月のお盆運用以来のQSOである。
はるか遠くに見えている筑波山域からは、いばらき101局にコールをいただく。現に平原の先端に見えている山影と電波が行き来しえいるかと思うと不思議な気もする。いばらき101局もレピーターを設置されており、RPT経由、単信とも特小でも全く問題なくつながる。


御岳山からの風景
筑波山(直線約98Km) 都心高層ビル群 西武ドーム
運用当初の山影は写真以上にはっきりと見えていた。ここから、いばらき101局の電波が飛んでくる。 意外と時間が過ぎた昼間近の方がよく見えていた。 狭山湖、多摩湖も見える。この近く、荒幡富士では、すぎなみSS33局が運用されており、つながる。


11時を過ぎると、移動局も増えてきたようで、他の数チャンネルも埋まっているようだった。いつもお世話になっている各局からもコールをいただく。東秩父村から、おおさと59局、武蔵村山からはトウキョウAB505局、立川からトウキョウLM502局と、いばらき方面からは、3エリアから帰省中?のみやぎFS43/1とつながる。FS43局は、前回のお盆運用時同様茨城県竜ヶ崎からのコールである。

お昼に近づくにつれ、はっきり見えていた筑波山の輪郭も霞んでくる。相模湾の海もきらきらが失せてきて、海の位置が殆ど分からなくなっている。CBのほかのチャンネルでは、いつの間にやら「チュークワ」も強力になり出していた(笑)。イスが無いので、手すりの前にしゃがみこんでCQを出していると、その相模湾方向から、イタバシAB303局にコールをいただく。ミーティング等ではアイボールしているが、CBでのQSOは久しぶりで大台ケ原同士でのQSO以来だろうか。今日は横須賀の海岸からということで、文字通り標高0mからだが、メーター読みS6ながら、非常に強力に聞こえてくる。つい2~3キロ圏内にいるかのごとく、とても横須賀からの電波とは思えない強さだった。当局からはS8で飛んでいるとのこと。
ヘリカル機も試されるということで、聞いてみるとメータS3ながら、こちらも変調の聞こえ方が太くて「強い」。本来Sは感覚で測るものだが、その意味では両方とも59での入感である。やはり海沿いは飛びが「強い」のか?Esにはメチャ強そうな予感がする(笑)。距離に比例しないこのCB波の飛び方はやはり面白い。(CB波に限らないと思うが。)
東京湾を越えた千葉方面からは、木更津からアイチAC623/1局、富津岬からはアマチュアも運用中のチバCB246局からもお声がけをいただく。

一方、堂平山には、サイタマAB960局がとうきょうAD88局と合同運用されている。CBと特小で交代で運用されているようだが、AB960局とは53/52でつながる。残念ながらAD88局とはタイミングが合わなかったが、AB960局ともお盆の運用以来のQSOとなる。

横須賀移動のAB303局の電波の強さに驚いていたら、みかも山(佐野市)からの信号は更に強力だった。みかも山にはサイタマAH184局が出られており、58/59である。AH184局側では87Rを使われているとのことだが、59+20dB以上で届いていると言う。みかも山と御岳山でこんなに相性が良かった?と不思議に思うが、同じみかも山でもいろいろと運用ポイントがあるらしい。
最後にちばTM42局(千葉市)とつながる。当局の移動情報を見て、出て来ていただいたとのことで感謝。昨年ゴールデンウィークの高水山運用時以来だが、千葉方面には高水山より、やはり御岳山の方がロケがよいようで、信号も強く明瞭だった。

天気も穏やかで最良の初運用となる。それにしても、1エリア各局のアクティビティは高い。
                                                ('09/1)

運用データ
運用場所:
  御岳山展望台(標高882m)  東京都青梅市
時間:
  2009年1月4日9:45~13:30
使用リグ:
  ICB-707、 DJ-R20D(特小機)

[左写真] '07年から稼動の新しい車体。御岳山ケーブル自体は昭和10年開業、とのこと。


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おまけ

1月4日16:29
下界より、奥多摩方面(逆に都内より奥多摩方面を望む)
1月4日16:29
左写真シミュレーション。御岳山は下の「日の出山」のすぐ裏手になる。



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