おそるべき、Made in Japan | |
先日、トランシーバーを整備していたときの話だ。オークションで入手して、受け取ってそのままになっていたトランシーバーである。どうせ電池は入っていないだろうと、外部電源で作動を確認、清掃をしながら電池ボックスを確認すると、なんと乾電池(単三 8本)がはいっているではないか。電圧を計測してみると1.42V強ある。出品者が動作確認に使用したものかと思いつつ、何気に電池の底を見て驚いた。なんと、91-03と91-05(同じ種類の電池)と刻印されている!当時は使用期限ではなく、製造年月の記載だったようで、17年前の日本製(Made
in Japan)の電池である。
トランシーバーもその頃のものなので、おそらく当時そのトランシーバーを使っていた所有者が入れたままの電池が、そのまま電池ボックスに残ったまま経過したものと思われる。何の変哲もないマンガン電池だが、液漏れもまったくなく、電池ボックスもキレイだ。おそるおそる電源を入れてみると、送受信はまったく問題ない…。電池には「補償 期間:製造年月より2年間」とあり、「この電池の液漏れにより使用器具を損傷させた場合、器具を修理または同等品と交換する」、旨の記載がある。
91年製マンガン電池 |
最近は当たり前なのか?、このような表記は見なくなった。 | 91-03の刻印が。 |