最近、11mリアルタイム掲示板やCITIZENetでだいぶおなじみになった、埼玉県所沢市にある荒幡富士。日本各地にxx富士と別称の付く富士山型の山はあるが、荒幡富士は標高120mほどの人工の丘、というより「築山」である。ただ、日本各地にある富士信仰の象徴であることには変わりはない。この地域の、江戸~明治頃までの熱心な冨士講の風土を感じさせる。
標高120mといっても、もともと標高100mぐらいのところにあるので、地上高20m程度の「山」である。しかし、視界は360度開けており、南から順に、よくレピーターの設置される神奈川県大山、丹沢山、蛭ヶ岳、富士山、奥多摩方面は大岳山から東京都(都県境)最高峰雲取山、奥秩父連山、北西には赤城山、かわって東南の都心方向には、新宿や池袋の高層ビル群まで、途切れなしによく見える。CBや特小運用によく使われるのも無理もない。
小学校の廊下から毎日眺め、よく自転車で遊びに来ていた当局の小中学生時分には、まさか、うん十年後にこれほどメジャーな?場所になるとは、思ってもみなかった。
荒幡富士運用局の今後の健闘をお祈りしたい。
荒幡冨士より |
大山(1,252m、左)から丹沢、蛭ヶ岳(1,673m)手前の構築物は西部園ゆうえんち |
新宿の高層ビル群 |
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荒幡冨士より |
雁腹摺山(1,874m、山梨県)~大岳山(1,265m)左端は西部球団本拠地西武ドーム |
大岳山~雲取山(2,017m)~有間山 |
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荒幡冨士にて
2008年1月2日快晴。
荒幡冨士からは、昼12時を過ぎても本物の富士山がきれいに見えていた。
手にあった87Rで試しにCQを出してみると、サイタマDB100局/堂平山移動とつながる。