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  日がな一日、海と空を眺めています。たまには・・・、いいでしょう?               (天売島)




天売島 


 天売港の岸壁に立つと、港の入り口のすぐ向こうに、さっきまでいた焼尻島が見える。焼尻島北岸の集落の家々まで見えるかのようだ。

焼尻島から天売島へは、フェリーで30分、高速船で15分足らずの道のりだ。今日は天売での日帰り運用、夕方の便で再び焼尻島へ戻らねばならない。折角移動しても、コンディション次第ではもちろんボーズもあり得るが、果たして天売からもつながるのか?

朝方、フェリーに乗り込む前、焼尻港でワッチしていた限りでは、まだコンディションは静かだった。ただ、遠く稚内にいるB73局の信号が51で入感してきていた。稚内までは100Km以上離れているはず。当局の地上高は海面上2m程度(笑。こちらからは届いていなかったようだが、海上伝搬とは恐ろしいものだ。

焼尻にしろ天売にしろ、本来ならレンタサイクルやバイクがたくさんあるのだが、天売では新型コロナの関係で営業なし、移動手段がないので港に突き出た岸壁で夕方までQRVだ。それにしても今日も底が抜けるような快晴、やはり沖縄の離島で運用しているような錯覚にとらわれる。

ようやくコンディションが上がり始めた?のは、10時をすぎてからだ。一瞬イバラキVX7局がクリアーに入感するが、呼びかけてもダメだ。上がり始めたといっても、コンディションはかなり不安定なようだ。違法を聴いている限りはガンガンに入感してくるのだが、合法局はほとんど全く飛んでこない(笑。どうも今日も内地は大雨のようで、運用局が少ないのみならず、聞こえてくる局も、どうも雨の中短時間のゲリラ運用を余儀なくされているような感じだ。

最初につながったのは、しずおかDD23局、RS51だ。DD23局を以てしてもやはり電波はかなり不安定、すぐに消えて行って、代わりにほかの局が聞こえてくるということもない。1エリアからは、とうきょうMS25局、サガミFJ1300局、さいたまUG100局などとつながるが、やはり51~52程度だ。唯一安定して聞こえてきたのは、四日市港のあの方(笑)、「イワオさん」ことミエAA469局だ。信号の線も太い。いつもながら、四日市港の実力を思い知らされる。

今日は比較のため、87Rも少し稼働、NTS115との違いを探ってみる。しかし、飛び受けともに違いらしい違いは見当たらない。一方NTS115のいいところの一つは、チャンネルスキャン機能だ。特に今日のように暇なときは威力を発揮する。巷では、チャンネル当たりの滞在時間が少なすぎるのではないか、とのご意見もあるようだが、当局的にはあまり不便を感じない。いつも87Rなどでは、バンドチェックのために、ロータリースイッチを何度もがちゃがちゃと回す必要が出てくるが、NTS115はその必要がないので、チャンネルスイッチの機械的劣化を全く気にする必要がないのだ。これは結構長い期間で見ると、かなり効いてくるように思われる。

天売島からは結局9QSOにとどまるが、雨の中?コールをいただいた各局には感謝しかない。こちらは快晴なので、余計に申し訳ない。

夕方焼尻港に戻って、対岸の羽幌フェリーターミナルにおられる、かみかわEF35局さんとラグチューしていると、なごやCE79局よりブレークがかかる。全く何も聞こえてこない静かなコンディションだったので油断していたが、コンディションは安定していて、特にEF35局の波の方は55程度で飛んでいたらしい(笑。大将(CE79局)には、オールコピーで話が筒抜けだったようだ(笑。

 左)天売島フェリーターミナルに「おろろん2」が接岸する。





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