聞こえる、聞こえる。というより、合法と違法のダミ声がぐちゃぐちゃだ。昨年運用した時と同じ聞こえ方だ。折りたたみイスにICB-770をセッティングし、オンエアを開始、さっそくイワテB73/2局四日市港よりお声がけをいただき、沖縄運用が滑り出した。

それにしても、ぐちゃぐちゃ状態の中では、唯一使えそうなのは8Chだけのようだ。時々6Chに逃げたりして、CQを出すが、コンディションが良すぎて、聞こえる数とは裏腹にQSOが成立しない。それでも、えひめCA34/3局、なごやCE79局とQSO成功。34局はいつもの京都管内より、79局は、三重県の遠くのほうまで移動されているようだ。別にスケジュールを組んでるわけでもないのに、これら大御所と最初につながるのが、いつも不思議なところだ。
特定の局とは、いつでもQSOできる「ローカル状態」が続くものの、違法のカブリとピーひょろープーと自然性?のノイズも強烈で、なかなか交信が成立しない状態がつづく。ヒョウゴAC315局六甲山中腹が長いQSBを伴いながらも強力に入感してくる。3ChにQSYしてレポート交換を試みるが、違法につぶされまくりで、尻切れになる。

12時過ぎ、告知通り、連絡用に6m用アンテナを展開、IC-703で声を出す。イワテB73/2局、アイチJH316局より応答を頂く。JH316局はEs狙いで山側に移動されているようだ。316局とも11mでのQSOを期待しながら、ICB-770に戻る。


Esは東側に移り始めたのか、1エリアが相対的に強くなりだしてきた。トウキョウAB505/1局埼玉移動が、時々違法に切られながらも安定してS5で入感してくる。6月はじめに兵庫県からEsで、また、東京に戻ったときは何度かお世話になっている、聞きなれたコールサインだ。505局とは、QSYしながら、違法の谷間をすり抜けるように、メッセージをうまく伝え合い、QSO成立。えひめBX58局松山移動も、うまく浮き上がってきたところを捕まえてQSOに成功する。

14時より、予定通り50.720で声を出すが、応答局はない。6mも下のほうを覗くと、まだにぎわっているようだ。掲示板で告知していたので、15m用のアンテナを展開、一応21.160の連絡波でも声を出す......。やはり一発でつかまってしまう。立て続けに呼ばれ続ける。しかし、予想通りというか期待に反してというか、合法CB関係の局はいない。隙をみて、うまくQRTできたものの、連絡波のつもりが、40分くらい時間をロスしてしまう。このとき、今回の移動では、以後15mでは声を出さないことを決意する。
21メガでは7、8エリアとのQSOでは若干QSBがかかってきていた。コンディション低下傾向は目に見えていたが、11mもまだよく聞こえていた。しかし、15時すぎから徐々にコンディションは低下、聞こえる局とノイズはめっきり少なくなってきた。


当日は石垣島へ移動のため、那覇空港まで戻らねばならない。16時過ぎに、87Rを残して、撤収を完了。砂浜を眺めながら、すっかり温くなったお茶でのどを潤す。コンディションは低めながらも念のためCQを出すと、シズオカDD23局より応答を頂く。富士山中腹!という言葉が印象的だ。その後、フクオカNS45局からもコールを頂きQSO、87Rも撤収、タクシーに乗り込み空港へともどる。


沖縄運用主要装備:
リグ: ICB-770、ICB-87R、ICB-707、IC-703(アマ機)
電源:リチウムイオン電池19Ah(6.6Ah×1、3.2Ah×2、3Ah×2)
アンテナ:6m用:1/2λ電圧給電(ロッド式)
15m用:1/2λ電圧給電(ワイヤー+LCマッチングセクション)(自作)
その他:アンテナチューナー(14メガQRV用)、アンテナアナライザ
(RF-1、インピーダンス確認用)、同軸ケーブル3m、釣竿5.3m、三脚、イス2脚、充電器 他
アマチュアはほとんど運用しなかったので、アマ用装備(電源、アンテナ及びその他)は
持っていって損をしました。 もともと連絡用にしか考えていなかったので予想通りというべきか。
























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2007沖縄