SV2007(7月28日21:00~29日15:00):大台ケ原へ移動するのは今回で、7回目。大台ケ原は’06/10月の移動まで、三津河落山北面(約1,630m)で運用していたが、今年のゴールデンウイークの一斉移動より日出ヶ岳山頂(1,695m)に変更、ここより運用する。

幻想的な月夜の晩に
28日夜はSV2007に合わせた、伊勢湾ロールコールに参加する。22:45分、奈良県上北山村、大台ケ原に上る途中のドライブウェイより、滋賀県伊吹山山頂のキー局にチェックインすべく、道端に車を止める。ロケはよくないが、山口から遠征されていたヤマグチAN77局がキー局をされているのが聞こえてくる。こちらからの飛びは悪いようだが、チェックインは無事完了。飛びが悪いのは、そのはず、まだ高度1100mくらいの場所で、伊吹山とは完全に見通し外のはずだ。回折波によくあるように、2~3m位置をずらすと、信号強度がかなり変わる。
ドライブウェイを更に上がる。23:00過ぎ、尾根の一角のドライブウェイは、通りがかる車もなく、霧が立ち込めていた。ただ、なぜか幻想的に、ぼんやりと月の白い輪郭が見えていた。明かりは何もないのに、月明かりだけで十分近くが見える。下からは心地よい冷たい風が吹き上げていた。白山移動のいしかわAS36/9局、きょうとMA12局六甲山移動、ギフAC114/9局部子山移動とQSOする。いしかわAS36/9局とはよく白山からQSO頂いているが、白山との距離は裕に220km以上はあるはずだ。こちらの高度は未だ1400mにも達してないが、そこそこ電波は飛んでいっているようだ。

パーソナル

7月29日朝、日出ヶ岳山頂は濃霧だった。
本格的に晴れ上がった11時頃より、パーソナル運用を開始する。
パーソナル用電源は、リチウムイオンで13Ah分用意していたが、いつものとおり、使い切らずに終わる。


東は伊豆、西は大山
29日5:10分日出ヶ岳山頂へ向け、整備されたハイキングコースを歩き出す。今回はアマ機でのセパレート運用は行わないのに、42Lのザックに荷物が収まりきれない。山頂に釣り竿を持ち込まなくて済むだけでもラッキーか。
駐車場では「くもり」ながらも晴れを期待させる明るさだったが、山頂は濃霧だった。細かい雨滴が混じっている。北西から、風も強い。気温は17℃だが、厚手の長袖トレーナーを着込んでいても、時々震えがくる。すっかり体は夏のモードになってしまっていたようだ。荷物をビニール袋で覆い、6:10分、濡れるのを覚悟でICB-770でオンエアを開始する。開始してまもなく、シズオカAD964局に引き続き、さっそく鳥取県大山よりヒロシマHC733/4局よりお声がけを頂く。鳥取大山まで260kmはあるはずだが、52でクリアに入感してくる。733局の方は、早朝から違法のカブリを受けて大変なようだ。
その後、シズオカCV22局、静岡県賀茂郡仁科峠からもコールを頂く。こちらも270Kmくらい離れているはずだが、RS54、耳Sでは強力に入感してくる。大台から仁科峠とQSOするのは2回目だが、こんなに強かったっけ?CV22局は、ベストポジションを丹念に選んでQRVされているとのことだった。変調音のよさに、最後に使用リグを尋ねると880Tということだった....やっぱり880Tか。880Tは明るい変調音で、声のディテールがわかる数少ないリグだ。「東は伊豆半島、西は大山」という、運用前の目標は一応達成したので、各移動局には本当に感謝だ。移動局がなければ、交信はできない。
今回はいつになく、各局早朝から運用されている。これまでは、朝7時までに2~3局つながればよいほうだったのに、7時までに8局とQSOを完了。朝から、EsでサッポロYS450/8局もFBに入感するというおまけつきだ。特小で、アイチJH316局設置の長野木曽御嶽のレピーターを覗いてみると、316局となごやCE79局の朝の交信が聞こえる。長野の山はうらやましいことに、晴れているようだ。

カレー高原?
パーソナルは、雨滴交じりの濃霧のおかげでなかなか荷物を解けない。本格的にセッティングして運用できるようになったのは、霧が晴れてきた11時近くになってからだった。アイチAE126局伊吹山とパーソナルでQSOできなかったのが残念だ。
イベントではおなじみの高山移動局、ナガノNP152/0局のQSOが聞こえてくる。あれ?今日はボランティア活動でQRTではなかったか?聞いていると移動地は長野県鹿嶺高原。彼の局に一度名前は聞いたことがあり、地図で調べたことがある。これはたしか結構DXのはずだ。ブレークインで失礼しながら、51.5/31でQSO頂く。


パーソナルのアンテナにトンボが
何匹も戯れていました。
夏を通り越して、もう、秋に近いのか。

特小で7エリアと
昼を回ってしばらくした頃CBでCQを出していると、イワテB73/2局より突然お声がけを頂く。「今なら富士山レピーターに簡単につながりますよー。13時レピーター撤収なので、時間がありませんよ~」とわざわざ伝えてくれたのだ。福島県八溝山にむさしのWO960局が移動されているのは知っていた。午前中は当局も定期的に富士山レピーターをチェックしに展望台にあがっていたが、アクセスはおろか、受信もできていない状況だった。今日は無理か、となかばあきらめていた。さっそく展望台にあがってアクセスしてみる。レピーターをお借りして、CQを出すと、トウキョウEH101局のアナウンスが聞こえる。当局がレピーターにアクセスしたことを伝えてくださっている。やがて静まり返った中からむさしのWO960/7局のコールサインが、DJ-R20Dから聞こえてきた!この日はスピーカーマイクは持参していない。リグを空中で固定して、顔をよせて話す。「メリット5QSL」。その姿をみて後ろで観光客がなにやらささやいていたようだが、RS交換を無事終えて、QSOに成功する。各局サポートTNX!その後、ふくおか8774/1局、カワサキTR375/1局ともQSOを無事終え、展望台を離れた。
10mW特小波はマイクロ波のように雨滴や霧に影響を受けるのか??当局の頭をよぎった。

YL局現る!
途中Esで8エリア移動局がかなり聞こえていたが、ローカル各局は出だしが早かったせいか、13時を回ると、一段落状態。新規QRV局はほとんど聞こえなくなった。14時を回った頃、ワッチしていたスピーカーのノイズの裏側から麗しい女の子の変調音でCQが聞こえてくる!うんっー??一瞬耳を疑うが、確かにYL局だ。コールサインもしっかりしている。コールすると、なごやFT202局幡豆移動、正真正銘のYL局だった!不慣れな感じは伝わってくるが、QSOの受け答えは非常にしっかりしている。感心しながらQSOを終え、73を送ってすぐに気づいた。73ではない。88だ。訂正して、すぐに送りなおす。CBで88などと言ったのは初めてだ!

FT202局とのQSOを最後に、なぜか、ほんわかした気持ちでこの日の移動運用を終えた。


ICB-770&G7
SV2007運用主要装備:
リグ: ICB-770、ICB-707(サブ機)、SC905G7(パーソナル機)DJ-R20D×2(特小機)
電源:リチウムイオン電池16Ah(6.6Ah×1、3.2Ah×2、3Ah×1)
アンテナ:パーソナル用:5/8λ3段 ダイヤモンドSG900N
その他:折りたたみイス3脚、弁当、水1L、レインウェア 他


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