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与那国島



とりあえず宿に荷物を放り出して、急いで最初のQRVポイントに向かう。飛行機が遅れたせいで、予定より40分以上の遅刻だ。「日本最西端の碑」のある、島でも最も西端の西崎(いりざき)展望台駐車場にバイクを止めると、30~40m更に上にある展望台から、何やら「ファイブスリー、ファイブスリー」という叫び声がこだましてくる(笑)。むむむむ・・・無線局であることは直感で分かるが、アマチュア局ではない。なぜなら、53などめったに送ることはないからだ。間違いなくCB局である。狐につままれたように、早速手にした87Rで8CHをきいてみると、聞こえる聞こえる、当たり前だがメーター振り切れで入ってくる。運用局はとうきょうGV9局で、8Chであいさつすると、さっそく展望台の脇から手を振ってくれている(笑)。

GV9局は、ちょうど、しずおかDD23局とつながったところのようで、なかなかコンディションもよさそうである。しかし、名刺交換もそこそこに、あれこれと話したいことばかりで、なかなかリグのワッチの方には回らない。GV9局は、昨日から与那国島に来られているようで、当局あてにメールも送られていたようだが、当局はネット環境になく、全くのびっくり仰天アイボールとなった。
与那国島は午後の早い時間に離れられるということで、「時間がないのでどうぞやられて下さい」、と言いつつ、最初の5分だけ時間を頂戴し、CQをださせてもらう。当局にも、遠く離れた静岡県でしずおかDD23局が待機されていたことはわかっていたからである。


(7/4撮影)

眼下に久部良港を見下ろす崖っぷちに移動して、87RからCQを3~4回繰り返すと、フェージングの中から、やがて、しずおかDD23局の応答が浮かび上がってくる。GV9局も「コールバックがありましたよ~!」と叫ばれている。最初は41で、しかし徐々に強度も51まで上がってくる。DD23局は今年は、海側からの運用で、移動地「田子の浦から!」、と言う言葉が印象的に響く。
こちらからはピーク53で、結構強力に入感しているようであった。与那国島では、3日間ボーズも覚悟していたので、こうして運用開始して間もなく、しかも昼の時間帯につながるとは思っても見なかった。まず最初にDD23局とつながったのも、うれしかった。なぜなら、DD23局は、ここ2~3週間かけて、与那国むけの最適ロケを、ノイズレベルや違法の入り具合、Esの飛び受け具合等確認しながら、探し回る努力をされていたことを当局は知っていたからである。

GV9局に、どうぞやられて下さい、と言った割には、DD23局とのQSO後も、かなりCQを出してしまったような・・・(GV9局、申し訳ありません。)しかし、お昼休みの「運用タイム」に入って、2局で聞いていても、コンディションは良さげながら、入感局はなにやらか細くムニャムニャとしており、はっきりとコールサインが確認できる局が殆どまったくない。こちらからCQを出すと、こちらからは結構強く飛んでいるようで、何局かが応答してくれているのはわかるのだが・・・。結局その後は、GV9局がとうきょうAD88局とつながっただけで、やがてCDXは徐々に低下していく・・・。昼の時間帯(その後の午後の時間も含めて)に本土とつながったのは結局、両局とも、しずおかDD23局だけだった。DD23局の成功は、やはりロケ調査の成果か?

CDXはまだ落ちきったわけではなかったが、GV9局と当局は、話が弾んでしまい、実のところ二人とも余りリグには身が入らなかった。日本最西端の碑の前で、一緒に記念撮影したり、妙なポーズで写真をとったりと、いつものことながら年甲斐もなく馬鹿なことをしていた。(笑)
13:30分も周り、やがて、とうきょうGV9局が撤収される時間が近づいてくる。1エリアでの再会を期し、展望台を後にされていった。

14:00~17:00ころまでは経験的にCDXが落ち込んでいる時間帯なので、バイクを飛ばして、あらかじめ目星をつけておいた二つ目の運用候補地を試しに行ってみる。時計と反対周りに、島を半周し、島の北側に位置する祖内港の浜辺に走っていくと、体を切っていく風がいかにも気持ちよい。



QRVポイントを試す

つづら折れの向こう
反時計回りに島を回っていくと、
東崎入り口の風力発電が見え
てくる。
牧場近辺では・・・
道路などお構えなしに、、牛や
馬がどこでも闊歩している。
東崎(あがりざき)
CQ&ワッチを続けながらCDXを
確認する。東崎は島の最東端
である。

岩場の浜辺に770をセット、遅い昼食、「マーミヤかまぼこ」と、おにぎりをかきこみながら、ワッチ&CQに入る。コンディションは全く悪いわけではなく、ピュルルンノイズもかなりざわめいている。6Chでは、なにやら南の方からと思われる音楽が流れてくる。しかし、浜辺に座り込んでCQ&ワッチを続けるが応答局はない。16:15頃、誰かに呼ばれた気がするが、気のせいだろうか?
別にロケが悪いわけではなく単なる時間帯の問題なのだが、宵口のDXタイムに備えて、一応、QSOの実績ができている、先ほどの西崎展望台に戻ることにする。




CQ&入感を待つ

祖内港外側ビーチ
ロケは一級と思われるが、時間が
時間だけに、本土からの入感は
ない。近くでは女性ダイバーが
練習をしていた。
外部マイク
今回は、オーディオテクニカの
AT810Fを使用。ヘッドウオーン
式なので、両手が空く。
自分で変調音を確認した限り
では、f特は、もともとナレーション
用のボーカルに主眼があるので、
高音側はカット気味。
DXでは若干明瞭度はおちるかも
知れない。ラグチュー向きか?
マーミヤかまぼこ
かまぼこ状の衣に、味付けした?
黒米が入っている。美味。


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 2009沖縄
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